春香「千早ちゃんが可愛すぎて辛い」 その1

103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:03:56.66 ID:QdmQVc0t0



  響「千早がカッコよすぎて辛い」


61kVYoKEQOL

104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:04:37.69 ID:QdmQVc0t0

P(もう驚きもしない)

響「な、何か言って欲しいんだぞ」

P「何か」

響「そういうことじゃなくて!」

105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:06:42.79 ID:QdmQVc0t0

P「一体何を言えばいいんだ」

響「色々あるじゃないかー。そうだなとか、俺もそう思うよとか、狂おしいほど同意とか」

P(……選択肢が無い)

響「ほら、また黙った!」ウガー

響「自分知ってるんだからな! 春香とかの話はちゃんと聞いてやったんだって!」プンスコ

P「まぁ、聞いてやったは、聞いてやったが」

響「自分とも、ちゃんとお話するべきだぞ!」

P「分かった分かった」

106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:13:01.75 ID:QdmQVc0t0

響「じゃあはい、千早のカッコいいとこ20個言って」

P「なん……だと」

響「なんだよー。やっぱり自分とはお話したくないのか?」シュン

P「いや、話題の振り方がおかしいだろ」

響「なんで?」ハテナ

P(……素かよ)

響「うーん、春香とか美希とかとは一日中でもおしゃべりできるんだけどなー」

P「そりゃあ、あいつらなら余裕なんだろうけど」

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:20:20.52 ID:QdmQVc0t0

響「もしかして、プロデューサーは、千早のことが好きじゃないのか?」

P「そんなわけないだろ。……ただ」

響「ただ?」

P「お前らほど、熱狂的でも妄信的でもないし、そうなろうとも、なれるとも思わない、かな」

響「んー、よく分かんないぞ」

P「無理に分かる必要もないよ。響は千早が好き。俺も千早のことは嫌いじゃない。それで十分だろ?」

響「そうなの?」

P「きっとな」

108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:26:51.79 ID:QdmQVc0t0

響「難しいことは分かんないけど、プロデューサーも、千早のことが好きってことでいいんだよね?」

P「そうだな、嫌いじゃないよ」

響「……好きなんだよね?」

P「……嫌いじゃないよ」

響「好き」

P「嫌いじゃない」

響「好き!」

P「嫌いじゃない」

響「むー」

P(……何だこれは)

109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:36:43.57 ID:QdmQVc0t0

響「プロデューサーは認めるべきだぞ!」ウー

P「だから、千早のことは嫌いじゃないって言ってるじゃないか」

響「違うの! 好きっていうのと、嫌いじゃないっていうのは、なんていうか、こう、好きの方が嬉しいだろ? それで、んと、うーん、えーと、」

響「……うがーーー! とにかく違うの!」プンプン

P「まぁ、言いたいことは分からんでもない」

響「だから、プロデューサーも千早が好き! はい決定!」

P(決定されてしまった)

響「ふう。まったく、プロデューサーとお話してあげるのも大変だぞ」ヤレヤレ

P(どういうことなの)

110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:43:11.56 ID:QdmQVc0t0

P「ところで」

響「うん?」

P「万が一俺が千早のこと嫌いだって言ったら」

響「そうなのか?」

P「そんなことはないけど」

響「じゃあ、そんな意味のない仮定はやめて欲しいぞ。自分、悲しくなっちゃうから」シュン

P「……そっか、ごめんな、響」

響「ううん」

P「響は、千早が大好きなんだな」

響「あったりまえさー!」フンス


  よしよしと頭を撫でたら喜ばれました

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 12:44:30.01 ID:QdmQVc0t0
とりあえず今はこんなところで。
夜にまた来ます。

114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:00:12.03 ID:QdmQVc0t0
>>112-113
乙、ありがとうございます

それでは、続きいきます

115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:01:35.15 ID:QdmQVc0t0

響「プロデューサー!」

P「どうした?」

響「た、た、大変なんだ!」オロオロ

P「おい、落ち着け。深呼吸して」

響「う、うん。……すーはー、すーはー」

P「少しは落ち着いたか?」

響「うん。ありがと、プロデューサー」

P「それで、どうしたんだ?」

響「ち、千早が」

P「千早が?」

響「……私もペット飼おうかしら、って」ズーン

P「うん」

116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:07:57.47 ID:QdmQVc0t0

響「大変だぞ!」

P「うん、それで、続きは?」

響「続き?」ハテナ

P「いや、だから、千早がペットを飼いたいって言ってるんだろ?」

響「そうなんだ。どうしよう、プロデューサー」

P「……えーと、千早がペットを飼ったら、何かまずいのか?」

響「まずいに決まってるだろ!」

P「どうして?」

響「千早が……千早が、うちに遊びに来てくれなくなっちゃう……」

P(あー、なるほど、そういう風に繋がるのか)

117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:15:17.07 ID:QdmQVc0t0

P「千早はよく響の家に行ってたのか?」

響「たまにな。それで、うちの家族たちとも仲良くなって、いつも遊んでくれたんだ」

P「そうか」

響「特にねこ吉は千早にすごく懐いてて、自分、ちょっと嫉妬しちゃうぐらいだったのに」

P「千早が自分でペットを飼ったら、響の家に来る必要がなくなるんじゃないか、と」

響「そうだぞ……」シュン

P(まぁ、なんというか)

P「アホか」

響「うぇ!?」

118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:22:37.82 ID:QdmQVc0t0

P「響はアホの子だなー」

響「うぅ……自分、こう見えて落ち込んでるのに……ひどいよ」

P「なあ、響」

響「ヤだ、聞きたくない。プロデューサーなんて嫌いだぞ」イヤイヤ

P「嫌いでもいいから聞いてくれ」

響「……」ツン

P「千早は、そりゃあ、お前の家族のことも目的の一つだっただろうけど」

P「……一番は、響だろ?」

響「え?」

119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:28:27.35 ID:QdmQVc0t0

P「響がいるから、響と一緒にいたいから」

P「千早は、響の家にお邪魔してたんじゃないのか?」

響「……そうなの?」

P「そりゃあ、俺は千早じゃないから、千早のこと全部は分からないけど。あいつが、わざわざ好きでもない奴の家にお世話になるわけないだろ」

響「……そうかな?」

P「それに、ねこ吉だっけ?」

響「うん」

P「せっかく仲良くなれたのに、別のお気に入りができたからもう会わなくていい、なんて、千早はそんな薄情な奴なのか?」

響「違うぞ! 千早は、千早はっ」

P「ほら、じゃあ大丈夫だろ。なんくるないさー、だな」

120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:35:03.87 ID:QdmQVc0t0

響「なんくるない、かな?」

P「ああ。なんくるない、なんくるない」

響「えへ。……ちょっと自分、ネガディブになってたみたいだぞ」エヘヘ

P「そうか」

響「ありがとな、プロデューサー」

P「なんくるないさ」

響「そこでそれはちょっと意味が変だけど……うん、そうだな!」

響「あはは、なんくるないさー!」

121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:39:25.69 ID:QdmQVc0t0

P「これで、千早がペットを飼っても、問題ないな」

響「うん。千早の一番がその子になっても、うちの家族と仲良しなことに、変わりは……」

響「……千早の、一番?」ハッ

響「そうだぞ。自分が、千早のペットになれば……」

P「やめておきなさい」

響「ダメかな?」

P「ダメです」


 こんな子ばかりです

122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 22:43:08.96 ID:QdmQVc0t0
つまみを用意してくるので少し間が空きます

123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:03:42.85 ID:QdmQVc0t0

響「……千早のペットになりたい」グテー

P「うわぁ……」

響「!?」

P「……おはよう、響」

響「プ、プロデューサー!? もしかして今の、聞こえてた?」アセアセ

P「いや、まあ、その……うん」

響「うぎゃーー! わ、忘れてーー!」ギャース

P「努力はするけど、自信はないなぁ」

響「うー」

124: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:10:03.77 ID:QdmQVc0t0

P(春香なんかと比べると、こいつは割とマシな方だと思ってたが)

P(……とうとう、極まっちまったか)

響「遠い! プロデューサー、目が遠いぞ!」アセアセ

P「えーと、世の中には色んな個性を持った人がいるから、心配しなくてもいいよ、うん」

響「そ、そんな取って付けたようなフォローいらないってば!」

P「千早もきっと、受け入れてくれるさ」

響「えへへ、そうかな? て、違うんだぞ!」

P「何が違うんだよ」

響「違うっていったら違うの! えーと、その、さっきのは気の迷いというか、決して本心かr」

125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:15:18.74 ID:QdmQVc0t0

P「千早が、響をペットにしたいって言ったら?」

響「なる!」ハイ!

P「……違わないじゃないか」

響「だって、千早はそんなこと言わないんだぞ!」

P「もし言われたら?」

響「なる!」ハイ!

P(何これ、ちょっと面白い)

響「だーかーらー! そうじゃなくて!」

P「分かった分かった」

響「うー、絶対分かってない」

126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:20:56.81 ID:QdmQVc0t0

P「……あー、もしかして」

響「うん?」

P「この前俺と話してたあれが原因か? 千早がペット買うとか何とかの」

響「そ、それも一因ではあるんだけど……」

P「他にも何かあったのか」

響「……自分、ちょっと前に風邪引いちゃっただろ?」

P「伊織の番組に呼ばれてて、千早が穴埋めてくれたんだよな」

響「そうなんだ。千早には、頭が上がらないさー」テヘヘ

127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:26:11.49 ID:QdmQVc0t0

P「えーと、もしかしてそれだけ? それで千早に飼われたいとか言っちゃうの?」

響「ち、違うぞ! それにその表現何か嫌だぞ!」ウガー

P「そうか。響ならあるいは、と思ったけど」

響「あるいは何だよ」

P「聞きたいのか?」

響「き、聞きたくない! うー、プロデューサーはイジワルだ」

P「で、続きがまだあるんだろ?」

響「……うん。あの、春香とか美希には絶対秘密だぞ?」

P「了解」

128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:32:44.27 ID:QdmQVc0t0

響「あの日、自分が休んじゃって、千早がそれをフォローしてくれた日。自分な、プロデューサーに、皆には体調崩したこと、内緒にしてくれって言っただろ?」

P「そうだったな。心配かけたくなかったんだろ?」

響「みんな優しいからね。それで、ハム蔵たちのご飯だけ何とか用意して、自分、ベッドで寝込んでたんだ」

P「悪いな、本当は見舞いに行く予定だったんだけど、どうしても抜けられなくなっちゃってさ」

響「ううん。多分、それは自分が休んじゃったせいだろ? 謝るなら、自分の方さ」

響「えーと、それで、横になってたんだけど、一人暮らしってこういう時イヤだな。どんどん気分が落ち込んで」

響「ハム蔵たちが慰めようってしてくれてるのは分かるんだけど、でも、頭痛くてぐるぐるしてて気持ち悪いし、いくら毛布被っても寒い気がするし、自分このまま死んじゃうんじゃないかって思ってたんだ」

P「風邪の時は、どうしても弱気になっちゃうよな」

響「だよなだよな。で、やっぱり今から誰かに来てもらおうかな、でも迷惑だろうな、嫌われたらイヤだな、みたいなことを考え始めて」

P「うん」

響「でも、もう駄目だ、一度事務所に電話しようってケータイを手に取った時だったんだ」

響「ピンポンって音がして、こんな時に誰だよ、覗いてみて新聞とかだったら無視しようって思ったんだけど」

P「なるほど。千早だったわけだ」

129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:41:03.35 ID:QdmQVc0t0

響「そうなんだ。自分な、ちょっと、ううん、かなり落ち込んでただろ? 千早だって分かった瞬間、ドア開けて、ち゛は゛や゛ぁ~って抱きついちゃった」アハハ

P「そうか。限界だったんだな、きっと」

響「千早はね、多分びっくりしただろうけど、何も聞かずにぎゅってしてくれて。頭撫でてくれて」

響「自分な、千早にしがみついてえぐえぐ泣いちゃって、千早は、身体が冷えるからってベッドまで連れてってくれたんだ」

P(千早も響と同じ一人暮らしだ。感じるものはあっただろうな)

響「それで、まあ、後は分かるだろ? 千早が、色々と自分の面倒見てくれたんだ」

P「そっか」

響「氷枕用意してくれて、お粥作ってくれて、身体拭いてくれて、眠れない自分の話相手になってくれて、眠くなってきたら子守唄歌ってくれて」

P(千早マジお母さん)

130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:46:49.39 ID:QdmQVc0t0

響「そうやって、千早が自分のお世話してくれてるのに任せてたら」

響「――ハム蔵たちも、こんな感じなのかな」

響「――だったら、自分、今、千早のペットみたいだ」

響「――それも悪くないなーって」

響「そんなことを、ふと思ったんだ」

P「……ふと思っちゃいましたか」

響「思っちゃったんだぞ」

P「なるほど」

響「えへへ」エヘヘ

P(照れるところなのか)


131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:53:25.12 ID:QdmQVc0t0

響「うー、千早ー、早く帰って来いよー。自分、寂しいぞー」グテー

P(重症だな)

響「響は寂しいと死んじゃうんだぞー」ダラーン

P(……ちょっと可愛い)

響「あー、首輪って、どこに売ってるん」

P「さすがにそれはやめておこうな」


慣れてきた自分が嫌です

132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/07(月) 23:58:39.71 ID:QdmQVc0t0

響「はいさい、プロデューサー!」

P「おはよう、響。いつにも増してご機嫌だな」

響「ふふん。聞きたい? ねえ、聞きたい?」

P「いや、別に」

響「そんなに言うなら仕方無い。特別に教えてやるぞ!」フフン

P(やだ何これうざい)

響「千早がな、今日、自分ちにご飯食べに来るんだ!」フンス

P「ほう」

133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:03:36.12 ID:yX7cHUgz0

響「この前のお礼に、手料理を振る舞うんだぞ!」

P「響は料理もうまいもんな」

響「自分、完璧だからな!」エヘン

P「そうだな。響は歌もダンスも容姿も文句なしだし、明るくて元気だし、家のこともできるし、本当に完璧だな(一部極めて残念なところがあるけど)」

響「な、い、いきなり何言い出すのさプロデューサー! は、恥ずかしいってば!」アセアセ

P「完璧だって、いつも自分で言ってることだろ」

響「うー、そうだけどさ……」

P「まぁ、最近は、いい意味で、完璧じゃない部分が見えてきたけどな」

響「そ、そう?」

134: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:09:42.69 ID:yX7cHUgz0

P「まさか、あの響が、寂しいと死ぬ、なんて口にするとはな」

響「うぎゃーーー! わ、忘れて欲しいぞ!」ギャース

P(前にも似たようなことがあったな)

響「……わ、笑わないのか?」

P「笑わないよ」

響「そ、そっか。安心したさー」ハァ

P「響は完璧で、しかも頑張り屋さんだから、なかなか弱いところ見せようとしないだろ?」

響「そうなのかな?」

P「ああ。だから、そんな響が、素直に寂しいって言えたのはすごくいいことだと思うんだ」

135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:14:52.26 ID:yX7cHUgz0

響「……あのな、プロデューサー」

P「うん」

響「風邪が治った日、千早がね」

P「うん」

響「楽しい時は楽しい、嬉しい時は嬉しい、辛い時は辛い、寂しい時は寂しいって、正直に言っちゃえばいいんだよ」

響「楽しい時は私も楽しい、嬉しい時は私も嬉しい。辛い時には支えたい、寂しい時には傍にいたい。私と一緒なら、ほら、こんなにお得!」

P「……千早が?」

響「ふふ、春香だぞ。千早にそんなことを言ったんだってさ。お得って何よ、て思いながらも、千早は春香の言葉が嬉しかったって」アハハ

P「……なるほど」

響「だから、我那覇さんも、辛い時や寂しい時は、素直に口に出していいのよ。同じ一人暮らしだもの。きっと、私にも少しは分かるものがあるわ」

響「千早は、そう言ってくれたんだ」


136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:20:10.27 ID:yX7cHUgz0

P(あの千早がそんなことを言うようになるとはな……感慨深い)

響「えへへ、自分、何だか肩の力が抜けた気がしたさー」

P「そっか」

響「自分、今でも、アイドルとしては完璧でいようって思うんだ。でも……」

P「うん」

響「千早には、完璧じゃない自分でも、いいかなって」

P「そうだな」

137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:26:06.75 ID:yX7cHUgz0

響「へへっ。ま、今日の料理は、完璧に作ってみせるけどな!」フンス

P「はは。そうしてやれ。ただ、千早はたまに春香の料理食べてるからな。なかなか強敵なんじゃないか?」

響「ふふん。負っけないさー!」オー

P「そうか」

響「……千早、喜んでくれるかな」

P「喜んでくれるさ、きっと」

響「頭撫でてくれるかな?」

P「さて、どうだろうな」

138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:35:01.18 ID:yX7cHUgz0

響「なあ、プロデューサー」

P「うん」

響「……にふぇーでーびる。お話聞いてくれて」

P「どうしたんだ?」

響「えへへ、なんでもないんだぞ! あ、そうだ、プロデューサー!」

P「なんだ?」

響「明日は、お昼予定ある?」

P「うーん、今のところ特に無いかな」

響「じゃあじゃあ、自分、お弁当作ってくるから、お腹空かせとくんだぞ!」

P「ははっ。そりゃあ、今から楽しみができちゃったな」

響「あくまで、今日の千早のついでだからな! 余り物でも文句言うなよ!」

P「言わないさ」

響「美味しかったら、えーと、その、わ、分かってるよな!」

P「ああ。もちろん、分かってるよ」


  美味しかったよと頭を撫でたら喜んでくれました


139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:42:28.85 ID:yX7cHUgz0
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

ちなみにお見舞いのところの千早さんですが、お粥なんて作ったことないので、ケータイ取り出しポパピプペしながら四苦八苦してます。
その辺りの話も、またいつか。

次回は雪歩の模様をお送りいたしまして、そこで今作は一区切りとなります。
なるべく早く来たいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは、また。

140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:49:28.76 ID:yL7NT2fp0

きっと携帯で調べるのも大変だったんだろうな

141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:54:48.42 ID:ythdqFh+0

まじかー、雪歩でおしまいかー。
りっちゃんとかお姫ちんとかも読みたいぜー。

ま、ご無理を申し上げるわけにも行くまい。
次回を楽しみに待っております。

142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 00:59:06.77 ID:KwJ8s4MDO
乙なの

CKT雪歩ver期待してます
個人的にはあずささんとかも見たかった

143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 01:04:01.75 ID:ec9ndZbto
乙~
楽しみです期待してます

144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 01:30:21.74 ID:3TPG97A0o

区切りがついた時の一言コメントすき

145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 06:38:09.07 ID:3DnqbkPqo
乙ですわ。響ちゃん可愛い!
ちはゆき楽しみにしてます。
CKT

146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 07:23:51.08 ID:9mEIqGKDo
今回も乙乙
みんなかわいいね

147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 12:01:51.71 ID:WYmjIMLoo
おつん
ゆきちははふろんてぃあ

148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/08(火) 15:40:27.62 ID:oEycGU4po
おつー

過激派で知られる雪歩がとうとう来るのか

149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/14(月) 22:13:49.52 ID:EjAPZakCo

雪歩の場合のKはもしかして……

151: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/18(金) 01:02:04.19 ID:FaOk7ViTo
なんか千早が好きなのかまあが好きなのかわかんないかんじになってるな

152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/18(金) 01:02:49.07 ID:FaOk7ViTo
>>151
ミス
千早が好きなのかPが好きなのか、ね

153: 1 2013/10/19(土) 01:55:59.81 ID:lhQc7Lw/0
生存報告に。

>>140-152
レスありがとうございます
ちょっと忙しくて二次元の方が後回しになっちゃってますが、10月中には帰って来ることを誓います。千早に。
お待たせして申し訳ありません。

とりあえず、失踪しないという約束の意味で、次回のタイトルでも。


雪歩『千早ちゃんが可愛すぎてty(書き込みはここで途切れている)

154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/19(土) 17:47:50.08 ID:9Ov6D9HDO
雪歩の場合カッコ良すぎてと思った

155: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/19(土) 19:58:33.22 ID:VsLyGWhjo
雪歩の場合は監禁したくてだと思ってた

156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/19(土) 20:00:59.21 ID:htvCRhPzo
tyが何か気になる

158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/10/31(木) 22:41:11.26 ID:0CeaSSKc0


雪歩『千早ちゃんが可愛すぎてちゅっちゅしたい』



159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 22:42:17.69 ID:0CeaSSKc0

P「ファッ!?」

雪歩「あ、プロデューサー、おはようございますぅ」

P「雪歩、お前、今なんて?」

雪歩「あの、普通に、千早ちゃんが可愛すぎてちゅっちゅしたい、って」ウンウン

P(普通ってなんだ)


160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 22:49:19.85 ID:0CeaSSKc0

雪歩「あ、そっか。プロデューサーはまだ知らないんですね」

P「え?」

雪歩「ふふ。みんな、CKTCKTって、可愛すぎて辛いとかカッコよすぎて辛いとか言ってますけど」

P(出たよCKT)

雪歩「あんなの、私から言わせれば遊びなんです。とても本気だとは思えません」

P「そ、そうか」

雪歩「だってそうでしょう?」

雪歩「行き着くところ、誰もが、千早ちゃんとちゅっちゅしたい、って思ってるんですから」フフ

P(……なるほど。真美が言ってたっけ。過激派として名を馳せる雪歩、か)

雪歩「ああ、千早ちゃん可愛いよ、ちゅっちゅしたいよぉ」ハァ

161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 22:59:00.75 ID:0CeaSSKc0

P「まぁ、その、なんだ。互いの同意があれば、そういうのもいいんじゃないか」

雪歩「……千早ちゃんが同意してくれると思いますか?」

P「あー、うーん、まぁ、難しいだろうなー」

雪歩「うぅ、やっぱり、ひんそーでひんにゅーでちんちくりんな私なんて……」ズーン

P「……雪歩、お前、それ千早の前で言ったりするなよ?」

雪歩「はい?」

P「いや、あの、うん、あくまで一般的に、だぞ? 雪歩は、千早よりもスタイルに恵まれてるだろうからさ。千早には、イヤミに聞こえちゃうんじゃないかと思ってだな」

163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:04:10.36 ID:0CeaSSKc0

雪歩「プロデューサー!」

P「ど、どうした、大きな声出して」

雪歩「千早ちゃんを馬鹿にしないでください!」

P「はい? いや、決してそんなつもりは……」

雪歩「千早ちゃんより私の方がスタイルいいだなんて、そんなことありえません!」

P「いや、だから、その、あくまで一般的な話であってな?」

雪歩「すらりと高い身長。無駄なもののない均整の取れた身体。スレンダーっていうのは、千早ちゃんのためにあるような言葉なんですよ!」

P「まぁ、それについては同意するけども。ほら、千早も多少気にしてるだろ? その、胸のこととかさ」

雪歩「あの控えめな胸がいいんじゃないですか!」ドン

P「……えーと」

164: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:12:52.85 ID:0CeaSSKc0

雪歩「いいですか? プロデューサー」

P「はい」

雪歩「昔のえらい人は言いました。『胸なんて飾りです。えらい人にはそれが分からないんですよ』と」フンス

P(色々つっこみたい)

雪歩「あの可愛らしいお胸に何度吸い付こうと思ったことか」

P(こいつぁ、もう駄目だ)

雪歩「あぁ、千早ちゃん可愛いよぉ、ちゅっちゅしたいよぉ」ハァ

165: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:17:52.45 ID:0CeaSSKc0

P「……しかし、まぁ、なんだ」

雪歩「どうかしました?」

P「初めて会った時のことを考えると、雪歩も変わったよなぁ」

雪歩「……えーと、も、もしかして私、怒られてますかぁ?」

P「違う違う。どちらかというと、俺は今の雪歩のほうが好きだけど」

雪歩「ふぇっ!? えと、その、私なんてちんちくりん、プロデューサーとは釣り合わないっていうか、あの、それに私には真ちゃんと千早ちゃんが……」テレテレ

P「……何ていうか、雪歩は春香の親友だもんなぁ」

雪歩「はい?」


  でも千早は譲らないそうです

166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:22:56.08 ID:0CeaSSKc0

雪歩「あのぅ、プロデューサー」

P「おう、雪歩、どうかしたか?」

雪歩「よろしければ、お茶、いかかですかぁ?」オズオズ

P「おお、ありがたい。丁度コーヒーでも、と思ってたところなんだ」

雪歩「えへへ、それじゃあちょっと待ってて下さいね」

P「いつも悪いな。アイドルにやらせるようなことじゃないんだろうけど」

雪歩「いえ、好きでやってることですから。それに、喜んでもらえたら私も嬉しいんです」

P「そっか。ありがとう。楽しみに待ってるよ」

雪歩「はいっ」ルン

167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:27:15.64 ID:0CeaSSKc0

P(あの子、ついこの前、千早とちゅっちゅだの言ってた子なんだよな)

P(甲斐甲斐しくお茶を用意してくれる姿から、一体誰が想像できようか)

P(……まぁ、譲らないところは譲らない、ていう意味では一緒なのかもしれないけど)

雪歩「プロデューサー、お待たせしましたぁ」

P「ありがとう、早速いただくな」

雪歩「……」

P「……うん。美味い。さすが雪歩」

雪歩「ありがとうございます。それで、あのぅ……」チラチラ

P「ふふ。ちゃんと気付いてるよ。お茶、新しいやつだよな?」

雪歩「えへへ。さすがプロデューサーです。新しい茶葉、使ってみましたぁ」

P「いつも雪歩のお茶飲んでるからな。これぐらいは分かるさ」

168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:33:32.24 ID:0CeaSSKc0

雪歩「ふふ。でも、良かったです、美味しいって言ってもらえて。自分の舌だけじゃちょっと不安で……」

P「おっ。てことは、このお茶を淹れてもらったのは、俺が最初ってことか」

雪歩「はい、プロデューサーに飲んで欲しかったんですぅ」エヘヘ

P「はは、ありがとう。何か照れるな」

雪歩「多分、プロデューサーが一番私のお茶を飲んでくれてますから。新しい茶葉にも気付いてもらえましたし」

P「雪歩のお茶を飲むことには自信がある、なんてな」

雪歩「ふふ。これで、安心して千早ちゃんにも飲んでもらえます」

P「何だ、俺、毒見役かよ……」

雪歩「ち、違います。味見、ですよぉ」

P「あはは。冗談だよ、冗談」

169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:39:41.55 ID:0CeaSSKc0

ガチャ
オハヨウゴザイマス

雪歩「あ、千早ちゃん。それじゃあプロデューサー、ありがとうございましたぁ!」

P「おう、毒見ならいつでも任せろ」

雪歩「もうっ、プロデューサー、イジワルですぅ」ムー

P「はは。ほら、行って来い」

雪歩「……はい」

チハヤチャーン
アタラシイオチャガアルンダケドー

P「……ふふ。まぁ、これも役得ってやつか」


  ちょっとしたたかなところも見えてきました


172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/10/31(木) 23:46:50.42 ID:0CeaSSKc0
遅くなった上に、これまでより更に短いですが今回はここまでで。ごめんなさい。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

今日は雪歩編の半分をお届けいたしました。
続きはまた明日……のつもりです。
それでは、また。

173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/01(金) 06:42:56.05 ID:FgNH4gWZo
ゆきちは可愛い
思ったよりはヤんでなかった

174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/01(金) 09:12:03.91 ID:FMTbZ+qr0
>>173が「ゆきち」は可愛いにみえてしまった

179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/01(金) 23:59:19.28 ID:I9njH5xQ0

雪歩「おはようございます、プロデューサー」

P「おはよう、雪歩」

雪歩「あ、プロデューサー、昨日は毒見、ありがとうございましたぁ」ペコリ

P「……今、毒見って言ったな?」

雪歩「えへへ。冗談、冗談ですぅ」

P「まったく、たくましくなりやがって」

雪歩「ダメですかぁ?」ハテナ

P「そんなことない。とてもいいことだと思うぞ。……て、お前分かって言ってるだろ」

雪歩「ふふ。お茶、淹れてきますね」

180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 00:04:06.55 ID:QEBA1NFq0

P(本当、たくましくなったよなぁ)

P(最近はアイドルとしてだけじゃなくて女優としても認められてきたし、人ってのは、成長するもんだ)

雪歩「プロデューサー、お茶、入りましたぁ」ルン

P「おう、ありがとな、雪歩」

雪歩「ふふ。どういたしまして、ですぅ」

P「……はぁ。美味い。やっぱり事務所には雪歩のお茶だよな」

雪歩「淹れた私が言うのも何ですけど、このお茶、美味しいですよね」ウンウン

P「千早にも淹れてやったんだろ?」

雪歩「はい。千早ちゃんもすごく気に入ってくれて」

P「ほう」

雪歩「葉が余ってたら分けてもらえないかしら、って言われたんですけど」

181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 00:08:37.61 ID:QEBA1NFq0

雪歩「つい、ダメ、って返しちゃいました」

P「え?」

雪歩「あはは。千早ちゃんもびっくりしてましたけど、自分で自分にびっくりでした。もうちょっと言い方とかあったはずなのに」

雪歩「でも、嫌だったんですよ。千早ちゃんが自分でお茶を淹れるようになって、もしそれで私のお茶を飲んでくれなくなったらって思うと……」

雪歩「……うぅ、捨てないで、千早ちゃん」ズーン

P(捨てるって何だ、捨てるって)

雪歩「千早ちゃんがお茶を飲みたい時は、いつだって私が淹れてあげるから! そう伝えたら、千早ちゃんも何とか納得してくれたんですけど」

182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 00:12:50.88 ID:QEBA1NFq0

雪歩「な、何だか、まるで告白されたみたいで、少し、恥ずかしいわ……」

雪歩「言って、頬を染める千早ちゃん」

雪歩「はぁ、可愛い、可愛すぎですぅ」クネクネ

P(悶え出した)

雪歩「あぁ、千早ちゃん、ちゅっちゅしたいよぉ」ギュッ

P(見えない何かを抱きしめている)

雪歩「告白っていうか、もうプロポーズでもいいよ、千早ちゃん」ハァ

P「法律を変えるところから頑張ろうな」


183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 00:21:06.53 ID:QEBA1NFq0

P「そういえば、なぁ、雪歩」

雪歩「はい?」

P「えーと、雪歩が千早のこと大好きなのはよく分かったんだけど」

雪歩「そんな、はっきり言われると恥ずかしいです」ポ

P「(それは恥ずかしいのか)……真は、その、最近どうなんだ?」

雪歩「真ちゃん? どういうことですか?」

P「いや、あの、雪歩は真のことも、あーなんだ、特に仲がいいというか」

雪歩「はい」

P「……あーもうめんどくさい。雪歩、真のことも好きとか言ってなかったっけ?」


184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 00:25:08.79 ID:QEBA1NFq0

雪歩「は、はい……真ちゃんのことも、その、好き、ですぅ……」カァ

P「(やっぱり照れるのか)……別に真のことが嫌いになったとか、そういうんじゃないんだな?」

雪歩「そ、そんなわけないじゃないですか! 私が真ちゃんのことを嫌いになるなんて……」

P「二人とも好き、と」

雪歩「それは、あの……種類がちょっと違うっていうか」

P「ふむ」

雪歩「千早ちゃんにはちゅっちゅしたいけど、真ちゃんにはちゅっちゅされたいっていうか」

P(うわぁ)

185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/02(土) 00:32:56.43 ID:QEBA1NFq0

雪歩「春香ちゃんがたまに言うじゃないですか。千早ちゃんは私の嫁、って」

P「ああ、言うな。割と頻繁に言ってるな」

雪歩「だったら私は、千早ちゃんをお嫁さんにして、真ちゃんを旦那さんにします!」フンス

P「(だったらって何だ)……まぁ、その、夢は大きく持たないとなー」

雪歩「えへへ。夢があるって素敵なことですよね」

P「そーだなー」

雪歩「……昔じゃ考えられなかった。私も少しは、変われたのかな?」トオイメ

P(何かしんみりしとる。ほっとこ)


  今日もお茶が美味しゅうございます


199: 2014/01/03(金) 23:04:38.25 ID:t30pNvoDO
あけましておめでとうございます。
保守や待ってるとのお言葉、本当にありがとうございます。
それなのにお待たせしてしまい大変申し訳ありません。
ようやく休みの目処が立ったので、生存報告に参りました。
早くて6日、遅くとも16日までには帰ってきます。
お待ちいただけると、幸いです。

200: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/04(土) 00:04:51.03 ID:ZDuyRwkQo
あけおめよ

201: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/10(金) 21:19:51.27 ID:oC2OP+mj0
半ば諦めてたんだぜ
楽しみに待つ

203: 1 2014/01/16(木) 23:04:23.79 ID:vyySpTLF0

P「ふぅ。車の中に戻ってくると、何だか一段落ついた気分になるよな」

雪歩「ふふ、そうですね。終わったぁって感じですぅ」ハァ

P「そうそう。さて、今日もお疲れ様、雪歩」

雪歩「はい、お疲れ様です、プロデューサー」

P「事務所の連中に、と思って色々買ってあるけど、何か飲むか?」

雪歩「うーん……ちょっと疲れたので、たまには甘いものでも。あ、このミルクティー貰ってもいいですかぁ?」ハテナ

P「おう。じゃあ、俺はブラックだな」

雪歩「ふふ、プロデューサー、いつもそれですよね」

P「雪歩のお茶がない時はな」

雪歩「えへへ。褒めてもお茶しか出ませんよぉ?」フフ

P「願ったりだな。期待してるよ」

雪歩「もう、プロデューサーってば、お上手なんですから」


204: 1 2014/01/16(木) 23:21:13.91 ID:vyySpTLF0

プシン プシン

P「それじゃあ、改めて、今日の撮影お疲れ様」

雪歩「ありがとうございます。プロデューサーも、お付き合いいただいてありがとうございます。お疲れ様です」

コン コン
ゴクゴク コクコク

雪歩「はぁ。たまには、こういうのも美味しいですぅ」ハフゥ

P「うちの事務所は、基本、お茶かコーヒーの二択だもんなー」

205: 1 2014/01/16(木) 23:23:44.11 ID:vyySpTLF0

P「ふぅ。そういえばさ、今日の雪歩、何ていうか、凄かったぞ」

雪歩「……そうですかぁ?」コクン

P「うん。今日は外から見ててもいい空気で芝居が進んでるのが分かったけど、その真ん中に、雪歩がいた。みんな、雪歩の演技に引っ張られてる感じだったな」

雪歩「……」

P「監督も褒めてくれてたぞ。今日は萩原が場を支配していた、久しぶりにそんな若手を見たよ、って」ウンウン

雪歩「……じ、実は、自分でも、今日は特に頑張れたと思ってたんですぅ」オズオズ

P「お、珍しいな、雪歩が謙遜しないなんて」

雪歩「……駄目でしょうか?」

P「いーや。いいことだと思うぞ。雪歩はもっと自信を持っていい……というか、自信を持たなきゃいけないんだから」

206: 1 2014/01/16(木) 23:30:37.09 ID:vyySpTLF0

雪歩「ふふっ」

P「ん? どうした?」

雪歩「いえ、千早ちゃんにも同じこと言われたなぁって」

P「そうなのか?」

雪歩「はい。叱られちゃったんですよ、私」エヘヘ

P「千早に?」

雪歩「千早ちゃんに」

P「うーん、想像できるようなできないような」

雪歩「いつだったかなぁ……千早ちゃんと二人でのお仕事で、互いにちょこっとずつ失敗があって。二人で喫茶店に寄って、プチ反省会をしたんです」

雪歩「いつもみたいに、私なんて、て漏らしたら、千早ちゃんがですね、言ったんですよ」

雪歩「似ているのかもしれないわね、私たち」

P「……ほう?」

雪歩「逃げることに慣れている、だそうです」

P(……なるほど)


207: 1 2014/01/16(木) 23:37:18.70 ID:vyySpTLF0

雪歩「千早ちゃんは歌を言い訳に、私は私自身を言い訳に。歌しかないから、私なんてダメダメだから。そうやって、苦手なものから逃げることに慣れてしまってる」

雪歩「似ているのかもしれないわね、私たち。千早ちゃんはそう言って、ちょっと笑って」

P「……うん(その千早には少し違和感があるけど)」

雪歩「だから、私、つい」

雪歩「歌しかないなんて、そんなことない! そんな……そんな、悲しいこと言わないでよぅ」

雪歩「ちょっとおっきな声出しちゃって。我慢できなかったんです」フフ

雪歩「千早ちゃんのこと好きだから。春香ちゃんとか、美希ちゃんとか、千早ちゃんのことが大好きな、私たちみんなが否定されてるみたいで。私たちみんなが大好きな千早ちゃんが、千早ちゃん自身に否定されてるみたいで」

P「……そうだな」

208: 1 2014/01/16(木) 23:46:12.63 ID:vyySpTLF0

雪歩「千早ちゃん、やっぱりちょっとびっくりしたみたいでした。でも、すぐに、ふふって笑い出したんです」

雪歩「ありがとう、荻原さん。それと、ごめんなさい」

雪歩「ううん。私こそ、急におっきな声出して、それに、私なんかが偉そうにごめ……」

雪歩「……んなさい、って言葉にする前に、千早ちゃんが私の手を取りました」

P「ほう」

雪歩「私なんか、なんて言わないで。荻原さんはこんなに優しくて、素敵なのに、そんな悲しいこと口にして欲しくないわ」

P(……千早さんマジジゴロやでぇ)

209: 1 2014/01/16(木) 23:55:52.69 ID:vyySpTLF0

雪歩「はぅぅ、て私、俯いて、多分真っ赤になってたと思います」テレ

P「想像できるな」

雪歩「千早ちゃん、続けました。さっき私を叱ってくれた荻原さんが、私に思ってくれたこと。きっと同じような気持ちを、私も765のみんなも、荻原さんに対して覚えてる」

雪歩「例え本人であろうとも、荻原雪歩を卑下して欲しくはない」

雪歩「だって私たちは、荻原雪歩が大好きだから」

P「うわぁ」ウワァ

雪歩「嬉しくて、びっくりして、照れくさくて、頭が混乱して、でもやっぱり嬉しくて」

雪歩「何だか、私、涙が出てきちゃって」ハァ

雪歩「荻原さんはもっと自信を持っていい……ううん、自信を持たなきゃいけないと思うの。それが、自分を好きでいてくれるみんなの思いを受け止めるってことだって、私は最近そう考えるようになったわ」

雪歩「千早ちゃんは、私の手をぎゅってしながら言ってくれたんですぅ」エヘヘ

P「……なるほどな」

210: 1 2014/01/17(金) 00:05:07.37 ID:rSx9I8wU0

雪歩「それからかなぁ。自信を持ちたい。自信を持てるような自分でいたい、って本当に考えるようになったのは」

雪歩「それが、今日みたいに、誰かに認められる結果に繋がったのなら、うん……すごく、嬉しいです」

P「そうか……雪歩も、成長したというか」

雪歩「ふぇ?」

P「……願わくは、俺の手でそうしてやりたかったんだけどな」ハァ

雪歩「?」ハテナ

P「こういう時、自分の力の足りなさを実感するなぁ。雪歩だけじゃない。うちのやつらは、みーんな、俺なんていなくたってどんどん大きくなっていく。まぁ、それはそれで誇るべきことなのかもしれないけど……」フ

211: 1 2014/01/17(金) 00:13:13.15 ID:rSx9I8wU0

雪歩「プロデューサー」

P「うん?」

雪歩「プロデューサーはもっと自信を持っていい……いえ、自信を持たなきゃいけないんです! なぁんて」エヘヘ

P「く、くくっ。くそ、こりゃ一本取られたか」クク

雪歩「プロデューサーがいてくれるから、私たちはアイドルでいられるんです。こういう業界の中、安心して、活動ができるんです」

雪歩「……みんな、プロデューサーのことが好きなんですから、もっと自信を持ってください」

P「……そうだな。雪歩のこと言えないよ。俺も、みんなのプロデューサーとして自信を持たなきゃだよな」

雪歩「はい」

212: 1 2014/01/17(金) 00:20:34.25 ID:rSx9I8wU0

P「ところで」

雪歩「はい?」

P「みんな、プロデューサーのことが好き、ってことだったけど」

雪歩「はい」

P「もちろん、そこには雪歩も含まれてるわけだよな?」ワルイカオ

雪歩「え?」ポカン

P「え?」ガーン

雪歩「ふふ、冗談です」

P「おいおい、勘弁してくれよ……(演技上手すぎだろ。心臓止まるかと思った)」


213: 1 2014/01/17(金) 00:28:04.59 ID:rSx9I8wU0

雪歩「そうですね……うーん……一番信頼してる男の人、というのはどうでしょうか?」

P「ほう、お世辞でも嬉しいな」ウンウン

雪歩「本当ですよ? ――プロデューサーが女の子だったら、ちゅっちゅしたいぐらいには」

P「……その表現はどうなんだ」

雪歩「いいじゃないですか。嘘は言ってませんよ?」フフ

P「……そうか」

雪歩「はい……あの、プロデューサー?」

P「うん?」

雪歩「これからも、よろしくお願いしますね」

P「どうした、改まって」

雪歩「いえ、なんとなく、言いたくなったんですぅ」エヘヘ

P「そうか。こちらこそ、よろしくお願いします、だな」

雪歩「はいっ」


  こんな765のプロデューサーです


214: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 00:46:36.51 ID:8i2Nq35Ho
乙でした~
かわいい
ゆきほもちひゃーもかわいい

215: 1 2014/01/17(金) 00:49:58.79 ID:rSx9I8wU0

これをもちまして今作は一区切りとさせていただきます。
ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
最後の最後で二月も間が空いたりと、待ってくださっている方には大変ご迷惑をおかけ致しましたが、
何とか終わりまで持っていけたのは皆様のお声あってのことです。
お付き合い、本当にありがとうございました。

一応、今度はこれまでの話を踏まえての千早視点での話も考えてはあります。
ちょこちょこそれ用のネタも作中にばら撒いてはいるのですが、書きあがるのがいつになるのか、
そもそも書きあがるのかさえ不明です。
万が一それっぽいのを見かけたら、また気にかけてやっていただけると嬉しく思います。

何か書き忘れたことがあるかもしれないので、二、三日後にHTML化をお願いしようと考えています。(問題はないですよね?)
それでは、また。
どこかでお会いできますよう。

216: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 01:36:00.50 ID:WGzCbF9po
おつ

217: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 01:43:54.11 ID:1Z5Hvm3z0
乙。

>>女の子だったらちゅっちゅしたい。

なんかおかしいような?流石は過激派言う事が違った(白目)

220: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 20:09:42.83 ID:jiZfM5n6o
乙ですわ
千早ちゃんイケメン過ぎ可愛い
手を握られて萩原雪歩が大好きだからなんて言われたのにチュッチュしなかった雪歩は意外と我慢強いのね

221: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/01/17(金) 22:59:36.16 ID:C/W2gjwY0
乙!
千早Side楽しみにしてます

転載元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1380115408/