1: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:08:46.19 ID:XMK2tGjGo
初オリジナルです。

いろいろと中途半端なので所々に不愉快になるものがあるかもしれません。

遅筆なので急に振られても対応できません。

R-15くらいの表現がありますご注意ください。

たまにストーリーの整合性が無くなるかもしれませんがご容赦ください。

良ければたまにレスしてやってください。

ではよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1392127726

2: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:10:34.33 ID:XMK2tGjGo

メリー「やっぱりキャラ作りが大事よね、こう相手に安心感与えるような・・・・・・」

メリー「スナイパーだし、よし!メリー(13)でいこう!これなら一流のスナイパーっぽいものね!括弧つければ格好もつくし!なんちゃって!」

携帯「プルプルプルプル」

携帯「ガチャ」

メリー「もしもし、私はメリー、今貴様の背後600mにいる」

男「そんなバカな・・・・・・いたずら電話か?」

メリー「振り向くんじゃない!」ズドン

男「(壁に穴が)!?」ビクッ

メリー「振り向いた瞬間貴様の脳髄が潰れたトマトのようになると思え」

男「なんなんだよ!お前は!」

メリー「良いか?良く聞け、今から絶対に部屋を出るな、絶対にだ」

男「出たらどうなるんだ?」ビクビク

メリー「良いから絶対に出るんじゃないぞ分かったな」ツーツーツー

男「き・・・切れた・・・・・・一体何なんだ・・・・・・」

3: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:11:28.32 ID:XMK2tGjGo
ピーンポーンピーンポーン

男「ん?誰か来たのか?」

―――――良いから絶対に出るんじゃないぞ分かったな

男(出られない・・・・・・何かヤバい予感がする・・・・・・)

ピーンポーンピーンポーン

男(早く帰れ!今出られないんだ!)

ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン

ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン

ピーンポピーンポピーンポピーンポ

ピンポピンポピピピピピピピピピピピピピピピピンポーン

男(何だ!?何なんだよ!!)ビクビク

??「アレ?中にいるよね?どこにも出かけてないもんね?どうしたんだろう?」

4: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:12:32.24 ID:XMK2tGjGo
男(誰だ?女性の声?でも出たら潰れたトマトに・・・・・・)

??「寝てるのかな?じゃあかってに入っちゃおう」ガチャ

男(鍵はかけてあったはずなんだが!?何故だ!?大丈夫だ落ちつけ・・・・・・チェーンがある)

??「あれれ?チェーンがかかってる?やっぱり中にいるんじゃない、男くーん?中にいるんでしょ?開けてよー?」ガチャガチャ

男(誰だ!?一体誰なんだ!?)

??「私彼女なんだけど?あれ?あれれ?ほんとに寝てるのかな?さっき電話で誰かと話してたよね?あれ?あれれ?」ガチャガチャ

男(彼女なんて居ない!俺は彼女いない歴=年齢の純童貞120%だ!)

??「中で倒れてるのかも!?すごい音してたし!これはチェーンを切って中に入るしか!今行くよ!男君!」ガチャガチャ ブチンッ

男(中に入ってきた!?鍵を閉めなきゃ!)カチャ....

携帯「プルプルプルプル」

男(携帯が!?)

携帯「ガチャ」

男「もしもし?」コソコソ

5: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:14:27.21 ID:XMK2tGjGo
メリー「ドアから離れて頭を下げていろ、来るぞ」

??「」ガチャガチャ

??「あれれ?鍵こっちにこかかってる?しょうがないなぁ・・・・・・防犯意識が高いのは良い事だけど・・・・・・」ガチャリ

??「なぁんだぁ起きてるんじゃない!なんで出てきてくれなかったのなんで?なんで?なんで?なんで?なんで?」

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

??「なんで?」

6: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:16:14.03 ID:XMK2tGjGo
男「か・・・・・・頭が上下逆に・・・・・・お前は・・・何だ!誰なんだ!ひ・・・・・・人じゃない!何なんだよ!」

??「えー酷いなぁ・・・・・・彼女だよ?貴方の?確かに妖怪だから人じゃないけど・・・・・・」

妖怪「でも愛さえあれば種族の違いなんt」ズドンッ

男「ヒィ!」

メリー「終わったぞ」

男「アンタ一体何なんだ!それにコイツ・・・・・・消え・・・・・・た?」

メリー「ソイツは妖怪『喪変女堕露(モヘンジョダロ)』だ、数日前から貴様に取りついていた。私は・・・・・・メリー(13)だ」

男「メリー・・・・・・サーティーン・・・・・・13歳なのか?」

メリー「いや、今年で251歳だ」

男「思ったより行ってr」ズドンッ

男「あばばばばばば」

7: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:16:59.80 ID:XMK2tGjGo
メリー「誰が年増で精液まみれのアバズレビッチダッチワイフなのぉ?お兄ちゃん?」ニタァ

男「キャラ変わってんぞ!第一そこまで行ってn」ズドンッ

メリー「次に変なこと言ったらぁ・・・・・・そのドタマぶちぬくぞゴルァ!!」

男「ごめんなさい」ガクガク

男「ところでこの状況はどうなってるんですか?」ガクガク

メリー「少し待て・・・・・・」ツーツーツー

男「一体何が起こったって言うんだ・・・・・・俺は普通の大学生なのに・・・・・」

携帯「プルプルプルプル」

携帯「ガチャ」

男「もしもし?」

メリー「もしもし、私はメリー(13)、今貴様の部屋の前にいる」ツーツーツー

男「え!?」

男「これってまさか・・・・・・あの都市伝説の・・・・・・」

8: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:19:41.57 ID:XMK2tGjGo
携帯「プルプルプルプル」

携帯「ガチャ」

男「もしもし?」

メリー「もしもし、私はメリー(13)、今貴様の後ろにいる」ツーツーツー

男「・・・・・・・や・・・・・・・助けて・・・・・・・」

メリー「振り向くんじゃない!」

男「はいぃぃぃぃ!」

メリー「危なかったな、貴様、あと数センチでたんぱく質と脂質とその他の塊になっていたぞ」

男「なんでこんな事に・・・・・・」

メリー「案ずるな、喪変女堕露は既に破壊した。だが安心はできん」

男「どういうことですか?」

メリー「喪変女堕露は死の間際に吐露衣(トロイ)を残した。これを辿って少なくとももう一匹厄介なのが来るぞ」

9: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:21:00.27 ID:XMK2tGjGo
男「え・・・・・・・じゃあまだこの部屋から出られないんですか!?」

メリー「安心しろ、このメリー(13)がターゲットにしたが最後、何もすることができずあの世のような感じの場所的な所に送ってやる」

男「ずいぶん抽象的だ・・・・・・」

メリー「仕方ないじゃん!だって妖怪ってあの世とか地獄とかそういうの行けるとか分からないんだもん!!」プンスカ

男「そっちが素なのか・・・・・」

メリー「う・・・・・・うるさいな!良いでしょべちゅ・・・・・・別に!!///」ズドンッ

男「ヒィウィィ!!撃つな!ライフルをこんな所で撃つな!兆弾するだろ!ズドンデレとか流行らねぇよ!」

メリー「アンタがいけないんでしょ!変な事言ってると守ってあげないわよ!」

男「え・・・・・・?って言うかメリーさん?」

メリー「何よ?」

男「メリーさんってあの都市伝説の?」

メリー「そうよ!悪い!」ガチャッ

10: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:22:27.01 ID:XMK2tGjGo
男「いや!止めて!撃たないで!だってイメージと違うから。だんだん近づいてきて最後殺されちゃうっていう・・・・・・・」

メリー「ああ、まだ腕が未熟だったころにすぐ背後まで行ってから敵を撃とうとして・・・・・・何人かヤっちゃった、テヘッ☆」

男「ヤっちゃったらダメだろ!目的が変わっちゃってるじゃねぇか!」

メリー「案ずるな、彼らもあの世のような感じの場所的な所で幸せに暮らしているだろう」

男「駄目じゃねぇか!解決してねぇ!それに俺もそいつ等と同じ運命だったかもしれないだろうが!」

メリー「今では70%ほどになっているから気にするな」

男「30%ミスってんじゃねぇか!ふざけんな!狙撃なんかしようとすんじゃねぇ!危ないな!」

メリー「成功率は30%だ!」

男「なお悪いわ!」

メリー「だってぇ・・・・・・みんな怖がって動いちゃうんだもん!私悪くないもん!」

男「そりゃ動くだろ・・・・・・で?」

メリー「?」

男「いつになったらそっち向いて良いんだよ?」

11: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:24:42.87 ID:XMK2tGjGo

男「いつになったらそっち向いて良いんだよ?」

メリー「ああ、別に特に意味はなかったよ?」

男「意味がないならやらせんじゃねぇよ!」クルッ

メリー「見たね?私の姿・・・・・・見ちゃったね?」

男「や・・・・・・やっぱりころされr」

メリー「無傷で私の事見てくれた人初めてだよぉ///」プルンッ

男「30%も嘘じゃねぇのか!?」

男(っていうか何だコイツ!?見た目は130cm前後なのに・・・・・・なんだこのチョモランマは!?って言うかメリーさんにしては全体的にデカイ!)

男(E・・・・・・いやFカップはあるか!?俺の童貞力でも見抜けないほどのバインバインじゃないか!?そして女子力1500だと!?このロリ巨乳出来る!)ニタァ

メリー「どうしたn・・・・・・・///」ガチャッ

12: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:25:48.97 ID:XMK2tGjGo
男「やめて!撃たないで!」

メリー「この変態!ロリコン!おっぱい魔人!童貞!スルメスメル!」ズドンッ ズドンッ ズドンッ ズドンッ ズドンッ

男「ギャァァァァァァァァァァァァ!!」ガクッ

メリー「え!?ま・・・・・・またヤっちゃった!?ちょっと!ねぇ!起きてよぉ」ガクンガクンガクンガクン

男「    」シーン

メリー「ふぇーん!」


―――――――――――


男(長い夢を見ていた気がする・・・・・・)ガクンガクン

男(変なロリ巨乳がメリー(13)とか名乗ってライフルを撃ちまくってきた・・・・・・)ガクンガクン

男(ああ、俺死んだのかな・・・・・・)ガクンガクン

男(なんか息も苦しいし・・・・・・・死んでも苦しいんだな・・・・・・)ガクンガクン

メリー「いい加減おきてよぉ・・・・・・」ブルンブルン

14: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:27:09.81 ID:XMK2tGjGo
男「フゴォ!?」

メリー「あ!良かったぁ・・・・・・一時はどうなるかと思ったよぉ」

男(なんだ!?このふかふかプルプルは!?)

メリー「あれ?まだ気分悪い?どっか怪我しちゃった?」

男(こ れ は !  おっぱい様か!?おっぱい様なのか!?)

メリー「ほら、見て上げるから起き上がってよ」グイグイ

男「フヒッ」ムニュ

メリー「あん///」

男「楽園じゃぁ・・・・・・」スリスリ

メリー「      」プルプル

男「ついに俺はヴァルハラにたどり着いたぁ」モミモミ

メリー「死にたいようね」ガチャ

男「はっ!?俺は一体!?」

15: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:28:39.91 ID:XMK2tGjGo

――――――――――

男「ズビバゼン・・・・・・も゙ゔじま゙ぜん゙」

メリー「よろしい、次にやったら・・・・・・タマタマ取っちゃうゾ☆」

男「それで・・・・・・この後はどうすればよろしいのでしょうか?」

メリー「喪変女堕露の吐露衣を何とかする、死ぬか、私に頼みこむかすれば?」ツーン

男「お願いします助けてください」

メリー「私は・・・・・・それがどんな権力だろうと、特定の相手を顧客に持つ気はないわ・・・・・・」

男「そこを何とか・・・・・・」

メリー「私は・・・・・・それg」

男「それが言いたいだけじゃねぇか!」

メリー「しょうがないわね、20万ドルで受けてあげるわ」

男「今日本円しかねぇよ!せめて円にしてくれ!」

16: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:30:28.67 ID:XMK2tGjGo
メリー「甲斐性がないわね・・・・・・じゃあ2万ヒュードロで受けてあげる」

男「ああ、そのくらいなら・・・・・・・ってヒュードロってなんだよどこの国の通貨だよ!だから円換算してくれよ!」

メリー「200円よ!」

男「思ったより俺の命の値段が安い件について」

メリー「出すの出さないの!」

男「出すよ!出させて下さい!」チャリッ...

メリー「しかたがないわねぇ、お兄ちゃんは私が居ないとナニも出来ないんだからぁ」

男「わざとやってるよね?って言うか別に2000万でも良かったんだが」

メリー「何が?」

男「もう良いよ・・・・・・なんかごめん」

17: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:32:42.06 ID:XMK2tGjGo
メリー「とりあえず貴方についてる吐露衣だけどおそらくFake Alertの亜種ね」

男「フェイクアラートって・・・・・・マルウェアかよ・・・・・・」

メリー「その認識で間違ってないわ」

男「間違ってないのか・・・・・・」

メリー「たいていウィルスだもの、吸血鬼が良い例よ?噛まれた所に吐露衣と罰苦弩亜《バックドア》を作られて意のままに操られるって訳」

メリー「喪変女堕露は男に相手にされなかった女の妖怪だから粘着質でしつこいのよね」

メリー「私を見てくれないなら男に掘られてしまいなさい!みたいな」

男「みたいなじゃねぇよ!俺の肛門様大ピンチじゃねぇか!」

男「ん?じゃあメリーは一体どんな妖怪なんだ?」

メリー「所謂九十九神よ?もしくはロー○ンメイデン」

男「方向性が違うじゃねぇか!なにアリスゲーム始めようとしてんだよ大体、第何ドールなんだよお前は」

メリー「第零ドール、減李畏《メリィ》よ!」キリッ

18: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:33:41.22 ID:XMK2tGjGo
男「完璧な少女の前に呪いの人形作っちゃったのかよお父様・・・・・・」

メリー「とにかく貴方は今大ピンチなのよ?分かってる?」

男「ああ、前門の虎、後門の狼状態だな、肛門だけに」

メリー「    」ウワァ...

男「うわぁ・・・・・・みたいな目で見るな!」

メリー「うわぁ・・・・・・」

男「口に出すなよ!」

メリー「とにかくお金を受け取った以上出来るだけ守るよ私はハンターだからな!」

男「全力で守ってくれよ・・・・・・っていつの間にハンター試験通ったんだよ・・・・・・元ネタ誰なんだかわからないし」

メリー「Be mine!私の名は本能の共犯者!」キリッ

男「絶対に裏切れない生命活動の源よ!じゃねぇよ!」

メリー「It's mine!あらがえないぃぃぃぃぃ!欲望にkiss and cry!」

男「ああもう良いよ!勝手に征服実行しててくれ・・・・・・」

19: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:34:28.59 ID:XMK2tGjGo
メリー「世界征服!謀略のじゅう゛ぃじゅだぁ!・・・・・・・じゅう゛ぃじゅだぁ!・・・・・・・・」(´・ω・`)

男「ズヴィズダー」

メリー「!?」グヌヌ

男「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」

メリー「我らがじゅう゛ぃじゅだぁの光を、あまねく世界に!」(´・ω・`)

男「アレだよ逆にヴィニ○イラ様っぽいから!かわいいから大丈夫!」

メリー「」(´・ω・`)

男「なぁ、元気出せよチュッパチャップス的な飴あげるから」

メリー「ほんとぉ?」(´・ω・`)

男「ああ、これでお前もヴィ○エイラ様だ!」

メリー「んん~」ジュップジュップ

男(なんか効果音がエロい・・・・・・)

20: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:36:51.37 ID:XMK2tGjGo
メリー「なんか元気出てきた」ジュップジュップ

男「そりゃ良かった」

メリー「でね?んっ・・・・・・貴方の状況だけど・・・・・・んっ」ジュップジュップ

男(目を閉じればそこには桃源郷が見えるぜ!俺の童貞力が上がっていく!)

メリー「吐露衣を埋め込まれてるから居場所はバレバレで・・・・・・」ジュップジュップ

メリー「どこでナニをしててもぉ・・・・・・」ジュップジュップ

メリー「襲われちゃうから気をつけてね?」ジュップペロペロ

男「どうすりゃいいんだよ?」

メリー「まぁ、現れた敵が吐露衣を回収したところで脳髄をブチまけさせればそれで終わり」

男「掃除が大変そうだ・・・・・・って言うかどうしてメリーさんはこういう事してんの?」

21: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:38:17.08 ID:XMK2tGjGo
メリー「んー、妖怪とか化物とかの世界ってね今食糧難なのね?」

男「うん」

メリー「で、下手をすると人間食べるタイプの妖怪は人間食べつくしちゃうから勝手に食べちゃいけないって言うルールがあって」ベロンベロン

男「うん」

メリー「その違反者の脳髄を吹き飛ばす仕事をしてるから」ジュッポンジュッポン

男「他にもその違反者を取り締まる人はいるの?」

メリー「居るわよ?イギリス担当の切り裂きジャックとか、アメリカ担当のジェイソンとかタイ担当のガスーゥとか」ペロリン

男「ちょっと待て!ガスーゥってなんだ!非常に弱そうなんだけど!」

メリー「ペナンガランとも言うわね、この業界では歳弱クラスね、頭と内臓だけの女の妖怪だし」ジュップペロペロ

男「そんな奴に守れんのかよ・・・・・・」

メリー「まあこの業界始めたばかりだから最初はしょうがないわよ」ジュップガリガリ

男「タイ大丈夫かよ・・・・・・」

22: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:39:53.54 ID:XMK2tGjGo
メリー「この業界長い人だと鞍馬天狗様とかは世界中にヘルプに行ってるわよ?空飛べるから」ボリボリ

男「吸血鬼とかはいないのか?」

メリー「ああ、人によってはやってることがあるわよ?串刺し公はこっちの味方だし」ガリガリ

男「仲間だと心強そうだって言うか敵の親玉とか居ないのか?」

メリー「テューポーンのクソ野郎よ」ゴックン

男「世界最強競えるクラスの奴じゃねぇか・・・・・・」

メリー「もともとテューポーンのゴミカスとゼウス様の喧嘩が発端だし」

男「そんな事の為に・・・・・・そっちで決着付けてくれよ・・・・・・」

メリー「大丈夫よ?だって人食べる怪物の方が圧倒的に少ないんだもの」

男「ああ、なら大丈夫か!」

メリー「人殺す奴もあっち側だから戦力は五分五分だけど」

男「ダメじゃん!」

23: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:41:11.77 ID:XMK2tGjGo
メリー「大丈夫一番厄介なクアチル・ウタアトは今日本にいない事を確認済みだから」

男「クアチル・ウタアト?」

メリー「遭遇したら死ぬから覚えなくていいわ」

男「厄介過ぎる・・・・・・」

メリー「大丈夫よ大丈夫wそんなにビビらなくても動かなければ私が無傷で助けてあげるから」

男「動いたら脳髄ブチまけちゃうって事かよ!勘弁してよ!」

メリー「最悪の場合は最近妖怪の仲間入りしたスタープラチナ君呼ぶから平気よ」

男「最初から無敵のスタープラチナで何とかして下さいよぉ!」

メリー「知名度は抜群なんだけど、まだ日が浅いから半人前なのよね、想像上の物って言う人がやっぱり多いし」

男「あたりまえじゃねぇか!元ネタ漫画だろうが!」

24: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:43:37.73 ID:XMK2tGjGo
メリー「時間をかければ創作妖怪も本物になるのよ?がしゃ髑髏とか良い例」

男「え!?アイツって創作物なの!?」

メリー「ほらね?狂骨や火間虫入道なんかもそうよ?だから厨二病も百年二百年で本物になるわ」

男「本物の厨二病ってただ超能力者なんじゃ・・・・・・」

メリー「いいえ、厨二病という病気が出来るのよ」

男「なにそれこわい」

メリー「それに日本には大先輩の雪女さんや飛縁魔さん、毛倡妓さんもいるし大丈夫よ!妖怪女子会メンバーは最強クラスよ!?」

男「なんだよ妖怪女子会って・・・・・・」

メリー「あ!じゃあ件さんは?あの人マジすごいよ!すぐ死んじゃうけど!」

男「じゃあダメじゃねぇか!」

メリー「ちょっと待ってて!」pi pi pi.......

25: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:46:25.47 ID:XMK2tGjGo
件『もしもし?なに?』

メリー「あ!どうも御無沙汰してます!あのー吐露衣を仕込まれた男の人の予言を賜りたいんですけど・・・・・・」

件『良いわよ、ちょっと待ちなさい・・・・・・・・・・グハァァァァァァァ!!イダイィィィィィィィィ!!死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』

件『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

男「だ・・・・・・大丈夫なのか・・・・・・!?」

メリー「良いから黙ってて!」

件『出ました。その男死ぬわよ!』

男(し・・・・・・死ぬのか・・・・・・)

メリー「どうすれば回避できますか?」

件『土下座をすれば良い』

メリー「土下座ですね?あと・・・・・出来れば例の物もメールで送ってください」

件『分かったわ』

メリー「ありがとうございました!」pi

26: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:47:48.33 ID:XMK2tGjGo
携帯「メールだお!メールだお!めーr」

メリー「あ、来た!アンタに送ってあげるから感謝しなさい!」

男「ん?なんだ?画像?」

男「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!頭は細○○子で体完全に牛!!キモイ!キモイ!削除!削除しなきゃ!」

メリー「止めなさい!それ魔よけになるの!待ちうけにしときなさい!」

男「いやだよこんなキモイの!」

メリー「うるさいわね!死にたいの!」ガチャッ

男「ワカリマシタ、マチウケニシマス」

メリー「初めからそうしなさいよ」

男「そういえば土下座って何?」

27: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:50:52.29 ID:XMK2tGjGo
メリー「身に危険が迫った時に土下座しとけばいいんじゃない?たぶん・・・・・・」

男「曖昧で余計に不安になった・・・・・・」

メリー「大丈夫よ、件さんの予言は100%当たるから」

男「余計に不安になった!じゃあ死んじゃうんじゃないか俺!」

メリー「そこで土下座の出番よ!どこかのタイミングで土下座さえしておけば助かるわ!」

男「もう良い・・・・・・なんか飲むか?」

メリー「バーボンを、ストレートで」キリッ

男「ほんとに持ってきて良いんだな?」

メリー「ごめんなさいお茶でも水でもお茶ノ水でもなんでも良いです」

男「お茶ノ水は地名だ。待ってろ」トコトコ バタン

メリー「あ、そうだ応援呼んでおこう・・・・・・」pi pi pi.......

メリー「もしもしメリーです、そうです、あの男性一名吐露衣持ちなので応援お願いします」

28: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:52:47.78 ID:XMK2tGjGo

―――――― 居間

男「まったく今日はなんて日だ!」(Ψ゜口゜)Ψクイッ

男「もしかしてだけど・・・・・・」

??「もしかしてだけど!」

男「・・・・・・・もしかしてだけど」

??「もしかしてだけど!」

男「オイラの今日の運勢」

??・男「最悪なんじゃないのぉぅ!」

男「・・・・・・誰だテメェは!!」

??「ふっふっふっ・・・・・・気付かれたようでございますね!」ニタァ

??「Be mine!私の名は本能の共犯者!」

29: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:54:57.75 ID:XMK2tGjGo
男「そのくだりはもう良いんだよ!名を名乗れ!」

雪女「わたくしの名は雪女!そう!伝説の妖怪雪女にございます」ドーン

男「雪女やだ・・・・・・だが!」

男(この女・・・・・・身長156㎝B:T80.5U63DカップW58H85と見た・・・・・・着物が似合う美人だ!)

雪女「どうかいたしまして?」

男(俺の童貞力をフル活用した所この女・・・・・・処女か!?女子力500・・・5000・・・5万まだ上がっていくだと!?)

雪女「もし?」

男「いやいやすみませんレディ、ちょっと取り乱しましてHA HA HA」

男(しかしこの女子力・・・・・・並みの妖怪じゃない・・・・・・)

男(メリーの女子力が1500だったことを鑑みるに格の違う女子ということだ)

男「つかぬ事をお聞きしますが雪女って何人もいらっしゃるので?」

30: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:56:09.88 ID:XMK2tGjGo
雪女「当然でございます、妖怪の中でも特に人に近く、古来より人と交わってまいりました。いえ目合って参りましたと言うべきでしょうか?」クスクス

男(ええい!山奥の白い奴は化物か!!清純さの中にぶっこんでくる下ネタなど聞いたことがない!)

雪女「しかしあなた様・・・・・・厄介な物を仕込まれて御出でですねぇ、胤を仕込む側ですのに」クスクス

男「いやはや情けない限りですよ」

雪女「いえいえ、そういう事を解決するのがわたくしどもの生業でございますので、抜いて差し上げましょうか?もちろんあなた様の御魔羅様からですが」クスクス

男(くっHなお姉さんは大好物だ畜生!!女子力の高さに加えこのエロさ・・・・・・)

31: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:57:21.99 ID:XMK2tGjGo
男「もしかしてだけど・・・・・・」

雪女「もしかしてだけど!」

男「・・・・・・・もしかしてだけど」

雪女「もしかしてだけど!」

男「俺に出会ったことで」

雪女・男「欲情してんじゃないのぉぅ!」

雪女「そういうことです!」ジャーン

男「・・・・・・え!?マジで!?」

雪女「冗談ですよ、欲情はしておりませんがあなた様の潔さには少し惹かれております」クスクス

男「ついに俺にも春が!?」

雪女「この場合は冬ですけれどね、雪女だけに」

32: ◆sp6LDOtei. 2014/02/11(火) 23:59:37.24 ID:XMK2tGjGo
メリー「ねえ?まだ?・・・・・・って雪女さん!?もうお着きになったのですか?」

雪女「あらメリー、殿方がお困りとあっては地球の裏側からでもエベレストの山頂からでも10秒で馳せ参じます、

    ところであなたこの殿方のお妾さんになったのかしら?」クスクス

メリー「んな!?違います!コイツは依頼人です!どうも清姫の亜種、喪変女堕露に憑かれていたので排除したら・・・・・・」

雪女「吐露衣を仕込まれたという訳ですか。やはり人間の牝は仏様になられると性質が悪くなられますねお岩もそうでしたし」

男「え?二人は知り合い?っていうか呼んだの?」

メリー「さすがに一人だと不安だし基本的には頼りになる先輩だから」

雪女「良く女子会を催しております、もちろん性欲も催しておりますが」クスクス

メリー「何かがおかしい」

男「ええっとこういう時どんな顔をすれば良いかわからない」

33: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:00:59.45 ID:2zd/6R7Ko
雪女「微笑んで戴ければ幸いですわ、ところであなた様のお名前は?」

男「ああ、そういえばまだ名乗っていませんでした、男と言います」

メリー(へぇ・・・・・・男って言うんだ・・・・・・)

雪女「男様・・・・・・なんて漢らしいお名前でしょう、そちらの御魔羅様も漢らしいです」ジュルッ

男「あの・・・・・・どうして俺と話す時だけ息をするかのように下ネタを?」

雪女「大変失礼いたしました。手前共はレッドデータリストに載るほど数が減少しておりまして、

   男性をみたら誘惑なさいと教え込まれてきた物ですから、

   それはもう調教同然で。ああ、御心配なさらずともわたくしは清い体でございますので一晩御褥などいかがでございますか?」

男「いや、ええっと、長ゼリフでだいぶ直球勝負で来た・・・・・・・」

34: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:02:26.17 ID:2zd/6R7Ko
雪女「わたくしのような800歳にも満たない小娘ではご不満でしょうか?房中術ならば御国の物から西洋の物まで一通り学んでおりますので」ムニュン

男「おっぱいが!!スウィートフルプティングが!!」

雪女「認知しろなどと申しません!もう仕込んでいただければ結構でございます!男様にご面倒はおかけしませんのでどうかお恵みを!」モミモミ

男「マイエクスカリヴァーがエレクトしちゃう!ポケットモンスターが暴れ出しちゃう!」

メリー「ストップ!そこまでです雪女さん!そういうのは後にしてください!」

雪女「確かに、今は一大事、つまり危険が迫っております。という事は本能的に子孫を残そうと御慈悲をくださるはず!」

男「差し迫った危機では無いのでそれほどではありません」

雪女「では明晩にでもお願い致しますね」

男「約束は出来かねます」

メリー「今は吐露衣でおびき出されてくる奴の脳髄ぶちまける事だけ考えてよ」

35: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:04:31.13 ID:2zd/6R7Ko
男「そんな気持ち悪い事考えたくない。これから夕飯食べるし」

雪女「では!御夕食は是非このわたくしに御任せ下さいませ、男様を満足させられる女であることを証明いたします」

雪女(媚薬と精力剤を致死量ギリギリまで仕込んで男様に子胤を仕込んでいただきます)フフフフフ

雪女(そしてついに御里で唯一元服過ぎても処女の汚名を雪がせていただきます、真っ白な御慈悲をたくさんいただいて)フフフフフフフフ

男「いえ、嫌な予感がするので結構です。それに昨日作ったベフストロガノフと自家製バゲットがまだ残ってるんで」

メリー・雪女(なんかプロっぽい!?)

男「私の職業は大学生兼料理人兼童貞です」ドーン

雪女「そしてわたくしの素敵な旦那様ですね分かります」

男「違います」

36: IDがGJじゃ無くなった(´・ω・`) ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:06:21.06 ID:2zd/6R7Ko
雪女「なぜですか!?処女なので少しだけほんの少しだけ面倒ですが浮気は致しませんよ!?人間の牝と違ってたった一人だけを愛し続けますよ!?」

男「それは関係ありません」

メリー(処女より性格が面倒そう・・・・・・)ボインッ

雪女「はっ!?まさか!?メリーのようなロリ巨乳がよろしいのですか!?

    確かにこれと比べられては私の乳房は豊満さにかけますがですが!

    感度は自信があります!弄んでいただくだけで果ててしまうほどですよ!?」

男「子作り優先の女性はちょっと・・・・・・」

雪女「違います!子作りでは無く!純粋にあなた様と床を共にしたいのです!

    わたくしを雪女と知っても怯えるそぶりも見せなかった胆力に惚れたのです!」

男「出会って1年未満の女性と床を共にする気はありません」

37: 書き溜めコピペしてるけど見てる人はいるのだろうか? ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:08:23.98 ID:2zd/6R7Ko
雪女「ちょこっとホントにちょこっとだけで良いのです。軽い気持ちで孕ませていただいて結構でございますので大丈夫痛くありませんから!」

男「このバカ者がぁぁぁぁぁ!!」

雪女・メリー「!?」ビクゥッ

男「軽い気持ちで子供を作るなど言語道断!子供の気持ちはどうなる!あなたは軽い気持ちで作っただけなのよなんて言われたどう思うと思っている!」

雪女「そ・・・・・・それは・・・・・・」

男「それに父親が居ない子供は不幸だ!与えられるべき幸福を!受け取るべき愛情を!生まれる前から受け取れないなど、本人がどうであれ不幸なことなんだ!」

男「決めつけるなと人はいう、だがそれらのほとんどが両親が健在な者で元から失っていない、知らない者たちなのだ!」

男「意図して片親にするなどこの俺が許さん!童貞の名にかけてこの俺が許さない!」ドーン

男「俺は童貞としてはまだひよっこだ・・・・・・だが偉大なる童帝の先人たちは言った・・・・・・」

男「不幸をばら撒くセクースより虚構であってもオナニーをすれば良いと!」

38: (´・ω・`) ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:11:56.11 ID:2zd/6R7Ko
男「それが――――――童貞道だ!オナニズムの名のもとに!この世の人間活動全てはオナニーであると!」

男「SSを書き投稿するのは公開オナニー、社畜として働くのはドMオナニー!全てがソロプレイ!」

男「そう・・・・・・我々はオナニーをするために生まれてきた!リア充など交尾の獣、リア獣は敵だ!煩悩をその身の内に飼い殺せ!」

男「私の名はオナニーの共犯者!征服実行ぉぉぉぉ!」ドーン

雪女「私が間違っていました・・・・・・」

メリー「途中まではまともだったのに、ちょっとカッコいいと思ってしまった私の気持ちを返して!」

男「それでいい、俺の言葉ですら全てはオナニーなのだ」

男「童貞 is Freedom!処女 is Justice!」

雪女「で・・・・・・でもじゃあどうやって絶滅を防げばいいんですか!私たちはこのまま滅びるしかないんでしょうか!?」

男「童貞道は神に反逆する人間の意地だ。妖怪が妖怪らしく生きる事を俺は許そう。だが、無理やりはいけない」

40: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:17:41.06 ID:2zd/6R7Ko
雪女「男様・・・・・・やはり私にはあなた様しかおりません!」

男「努力せよオナニスト!擦れば道は開かれん!」

メリー「余裕ね、死の予言が出ているのに・・・・・・」

男「俺は死なないさ、お前が守ってくれるのだろう?」

メリー「と・・・・・・当然じゃない!」ドキッ

??「ほぉ・・・・・・童貞なのか」ジュルッ

メリー「誰!?」

河童「吾の名は河童、人のしりこだまを喰らう物」

男「しりこだまはいやぁぁぁぁぁぁ!!」

河童「童貞のしりこだま良いものだ。極上ののど越しをする・・・・・・さあ吾の第三の足でしりこだまを引きずり出してくれる!」ギンギン

41: >>39個人の読み方は確かに邪魔できません静かにします(´・ω・`) ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:20:55.38 ID:2zd/6R7Ko
メリー「なんで効かないのよ!!」ズドンッ ズドンッ ズドンッ ズドンッ ズドンッ

河童「金剛石すら削り、黄金より柔軟な吾等の甲羅は無敵ぞ」キンッキンッキンッキンッキンッ

男「メリー止めてくれ!兆弾がすごい!!」

河童「だが分が悪いのも事実、退散させてもらおう」

メリー「待ちなさいこのホモ野郎!ケツ穴に鉛玉ブチ込んで脳髄ぶちまけてやるんだから!」

河童「フハハハハハ河童界の桂小五郎とまで呼ばれたこの吾に逃げられぬ場所は無し!必ずその男のしりこだまと童貞はいただくぞ!」タタタタ

メリー「・・・・・・まさか窓から逃げるなんて・・・・・・」

雪女「河童はそう簡単には死にません、予期せぬことがあってもあの甲羅を使えば着地は容易でしょう」

男「どうするんだよ・・・・・・あんなの反則じゃないか・・・・・・」

メリー「大丈夫よ、勝負は」

雪女「勝負はぁぁぁぁぁ!」

メリー・雪女「いただき!」ニヤリ

42: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:22:02.40 ID:2zd/6R7Ko
男「ノりで何とかしようとするな!もうこれ以上やったら『Be mine!の巧妙なステマ』とか言われちゃう!」

メリー「どちらかというと『どぶろっく』の巧妙なステマね」

男「自宅でゴロゴロしていたら 突然妖怪が現れて 子種寄こせと言い寄って来たんだ!」

男「もしかしてだけどぉぅ!」

メリー・雪女「もしかしてだけどおぅ!」

男「もしかしてだけどぉぅ!」

メリー・雪女「もしかしてだけどおぅ!」

男「それってオイラの」

男・メリー・雪女「貞操の危機じゃないのぉぅ!」

男「そういうこと、じゃねぇよ!」

43: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:23:35.29 ID:2zd/6R7Ko
雪女「あなたの童貞が」

メリー・雪女「欲しいぃぃぃぃ!欲しいぃぃぃぃ!欲しいぃぃぃぃ!」

雪女「出来ればそのまま子供が」

メリー・雪女「欲しいぃぃぃぃ!ラララァァラァァラララァァァァァァァ!」

男「メジャーじゃない方を歌うなよ!一瞬なんだかわかんなかったろ!」

雪女「あなたの現状を簡潔に伝えられたかと存じ上げます」

男「嘘つけ最後願望だったじゃねぇか!」

メリー「私はそんな願望ありません!」プンスカ

男「じゃあなんでノったんだよ!!」

メリー「その場の流れを壊さず読み切り命中させるのがスナイパーだからです!」キリッ

男「何をスナイプしたんだよ!命中どころか的外れも良いところだろうが!」

雪女「では男様は私に命中させてください」

44: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:25:18.31 ID:2zd/6R7Ko
男「何が『では』なのさ!こちとら河童の件でいっぱいいっぱいだよ!」

メリー「とにかく狙いははっきりしたので貴方はしりこだまと童貞を守ってください」

雪女「ここはむしろ私に童貞を預けていただいて、しかるべき時まで保管というのがよろしいかと」

男「預けて無いよね!完全に奪われちゃってるよね!保管も何も出来ないよね!」

雪女「きゅうりの方もわたくしがきゅうりケースを都合よく持っておりますのでその中に入れていただければなお安心できるかと」

男「何にも変わってないよね?あれ?俺の言い方が悪かったかな?」

メリー「アンタが何より守らなきゃいけない物は童貞じゃなくてしりこだまよ、童貞はなくても死なないけどしりこだまないと死んじゃうんだから」

男「嫌だ!童貞がない俺なんてコーヒーと牛乳が入ってないコーヒー牛乳だ!」

メリー「砂糖が残るだけましでしょ」

男「童貞って言うのは魂みたいなもんなんだよ!ある意味心より大事なものだ!」

45: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:27:11.53 ID:2zd/6R7Ko
雪女「分かりました。そこまで言うのでしたら男様のお好きにどうぞ!いずれ本能のままにわたくしを貪っていただきますので」

男「前提がおかしいけど良しとしよう。何もしなければ死ぬだけだ、まずは昨日残りの俺のストロガノフとバゲットのフレンチトーストを食べようじゃないか」

雪女「御夕飯ですね、分かりましたお手伝いを・・・・・・」

男「要らん!厨房は戦場だ!女子供が入って良い場所じゃない!」

メリー「台所は女の戦場というのでは?」

男「台所では無くここは厨房だ!間違えるな小娘!」

メリー「どう違うのよ?」

男「調理器具の種類!火力!そして何よりコンセントが家庭用では無く業務用だ!」ドーン

メリー「でも民家の中にあるんだから厨房じゃなくて台所じゃないの?」

男「では真の違いを教えよう・・・・・・それは・・・・・・」

メリー「それは?」

46: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:28:24.63 ID:2zd/6R7Ko
男「毎日裸エプロンで食事を作ってくれる嫁がいるか居ないかの違いだァァァァァ!」

メリー「ほとんどの家庭が台所では無く厨房な訳ね」

男「ほとんどの家庭は台所だよ何を言ってるんだ?可愛い奥さんがいるから家やマンションを購入したんだろ?」

メリー「え?」

男「え?」

雪女「男様僭越ながら申し上げますと世の中の奥様はほぼ裸エプロンなどしておりません」

男「なん・・・・・・だと・・・・・・!?」

メリー「アンタお母さんが裸エプロンしてんの見た事あるわけ?」

男「え?うちの母親冬場以外はほとんど毎日裸エプロンだったけど?」

メリー「え!?」

男「え!?」

雪女「それは男様のご家庭が特別だったのです」

48: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:29:59.98 ID:2zd/6R7Ko
男「マジかよ・・・・・・ああ、確かに友達のお母さんは裸エプロンして無かった気がする・・・・・・」

メリー「アンタ男で良かったわね、女の子が影響されてたら大変だったわよ?」

男「うーん、じゃあお姉ちゃんと妹で2アウトか、あと一つでチェンジだな」

メリー「え!?」

雪女「え!?」

男「え!?」

雪女「男様は御姉妹がいらっしゃるのですか!?」

男「うん姉俺妹の3姉弟」

メリー「お姉さんたちは不思議に思わなかったの!?」

男「お姉ちゃんも妹も普通に裸エプロンだったけど?」

49: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:34:20.38 ID:2zd/6R7Ko
メリー(なんてこった・・・・・・変態的なやり取りが多々入るのにはこんな影響が・・・・・・)

雪女「それだけ御姉弟がいらっしゃって良く一人暮らしが出来ますねしかも一軒家で」

男「ここは俺の他界したグランパの家さ、貸すのもいわく付きだし売るのも忍びないしで生前贈与で貰った」

メリー「贈与税は一体どこから・・・・・・」

男「裏の山二つあるじゃん?あの向こうまでじーじの土地だったんだけど半分物納して払った」

雪女「今はどこまでなんですか?」

男「裏の山見えてる所全部」

メリー「アンタのお爺様お金持ちね・・・・・・この日本家屋も納得だわ・・・・・・」

男「戦後すぐの食糧難前に米を大量にかき集めておいて売っぱらったお金がかなり有ったんだってさ、うちのパパーンが今シャッチョサンなんだけど」

雪女「しれっとおぼっちゃまアピールですか!勝ち組ですか!私はまだ茅葺屋根だっていうのに!不公平です!せめて童貞くださいませ!」





>>47 御忠告ありがとうございます。あまりに誰もいなかったら休憩がてらスノボとホッケーを見て来ようかと思いまして聞いてみました。

50: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:35:19.68 ID:2zd/6R7Ko
男「俺は職業料理人兼童貞を通したいからマイシスターズのどっちかが継ぐんじゃない?」

メリー「って言うかアンタ固定資産税とかどうしてるのよ?」

男「ん?FXと株の併用で稼いだお金切り崩してるけど?まあ後50年くらいは遊んで暮らせる額が残ってると思うけど?」

男「食費は肉以外裏の畑だし、省エネファームと太陽電池と蓄電池付けたから電気代もそれほど高くないし、水道は井戸だし」

メリー「半自給自足してんのね・・・・・・っていうか20万ドルくらい払えたじゃないの詐欺よ!」

男「だから日本円しか持ち合わせないって言ったろ!それを勝手に2万ヒュードロとか言い出したんだろうが!」

メリー「言葉遊びとは卑怯な・・・・・・」グヌヌ

雪女「学校はいってらっしゃらないの?」

男「大学生だよ?ああ、学費に関してはファーザーが『学業にかかる金は全て俺が出す!ドンッ』って言って全額出してくれた」

メリー「え?ドンってまさか・・・・・・・」

51: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:37:26.06 ID:2zd/6R7Ko
男「え?そりゃ諭吉さん達置いた音でしょ?」

雪女・メリー「え!?」

男「え!?」

雪女「僭越ながら男様、諭吉さんを子供に渡す時の効果音は精々ペラッが良いところです」

男「またまたご冗談をwwww」

メリー「アンタの家どうなってんの!?この不景気全盛の時代にあってなんでそんなに繁栄してんの!?」

雪女「座敷わらしでもいるんじゃないでしょうか?」

男「うーん座敷わらしか・・・・・・今まで信じてなかったけどやっぱり爺さまの言う通り居るのかな?」

雪女・メリー「え!?」

男「え!?」

メリー「そんな!なんでもっと早く言わないの!?って言うか座敷わらし居るの!?」

男「俺は見た事ないけどあっちの客間に常に子供用のおもちゃとお菓子、飲み物は切らさず置いておくように言われて今でも続けてるけど?」

52: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:39:13.69 ID:2zd/6R7Ko
雪女「ここですか?」

男「そこです」

メリー「ジュースとかお菓子はどうなってんの?回収してんの?」

男「え?中身がなくて分別されて置いてあるからゴミの日に捨ててるけど」

メリー「確実に居るじゃない!!なんなのそれ!もっと違和感持ちなさいよ!」

男「お姉ちゃんか妹が悪戯してんのかなって思ってたんだけど?」

メリー「ダメだコイツ・・・・・・早くなんとかしないと・・・・・・」

雪女「とりあえず開けてみましょうか?」

メリー「そうしましょう」

53: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:41:01.28 ID:2zd/6R7Ko
男「なんでそんなに警戒してんの?」

メリー「座敷わらしだったら良いけど、他の奴だったらどうする訳?」

男「家にいると良い妖怪って他にもいるの?」

雪女「金霊とか竜宮童子でしょうか?どちらにしても悪いものではありませんが、警戒をしておいて損はありません」

男「なるほど」

メリー「開くわよ」スーッ

座敷わらし?「  」ビクッ

雪女「あら可愛らしい」

座敷わらし?「いじめる?」ビクビク

メリー「いじめるかいじめないかは貴方次第よ、貴方は何者?」

54: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:43:00.07 ID:2zd/6R7Ko
座敷「座敷わらし・・・・・・」ビクビク

男「座敷わらしなのか」

座敷「うん・・・・・・あの・・・・・・」ビクビク

雪女「何かしら?」

座敷「いじめる?」ビクビク

メリー「いじめないわ、貴方悪い妖怪じゃないんでしょ?」

座敷「うん、たぶん・・・・・・」ビクビク

メリー「たぶん?」

座敷「ずっと前に居た家・・・・・・出てきたら・・・・・・・その家燃えちゃった・・・・・・・」シューン

雪女「座敷わらしが出て行ったら悪いことが起こるものですからね、気にしなくていいんですよ?」

55: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:46:02.83 ID:2zd/6R7Ko
男「じゃあ家から出ていかれたらアウトか・・・・・・」

座敷「あの・・・・・・お爺ちゃんと・・・・・・約束した・・・・・・ここに・・・・・・ずっといる・・・・・・」ビクビク

男「お菓子食べてたのか、やっぱり」

座敷「最近・・・・・・お菓子の種類変わった?・・・・・・お爺ちゃんは?」ビクビク

男「ああ、ジっちゃんなら亡くなったよ?もう3年くらい前」

座敷「でも・・・・・・お菓子・・・・・・毎日あった・・・・・・」ビクビク

男「爺様の遺言でな、毎日お菓子をお供えしとけ、彼女出来るぞと騙されて毎日おいてた」

座敷「そう・・・・・・お爺ちゃん・・・・・・死んじゃった?・・・・・・私もうここに居ちゃダメ?」ビクビク

男「どうせ使ってないし好きなだけ居ると良いよ、爺ちゃまがボケなかった理由は話し相手になってくれてたとかだろ?」

座敷「毎日お砂糖のやつとか、きんつば?とか持ってきてくれた」ビクビク

56: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:46:58.04 ID:2zd/6R7Ko
男「ありがとうな、俺の爺ちゃんもきっと毎日楽しかったと思うよ、婆さんに先立たれた後も」

座敷「そう・・・・・・お爺ちゃん幸せ?」ビクビク

男「ああ、きっと幸せだったと思う」

座敷「よかった・・・・・・・棲む所くれた・・・・・・恩返し・・・・・・出来た・・・・・・」ホッ

メリー「良い子ね、怖がらせてごめんね」

座敷「うん・・・・・・だいじょうぶ・・・・・・私強い子だから・・・・・・」

座敷「」ジー

男「ん?何?」

座敷「お名前は?」

男「俺は男だ!田んぼの力と書いて男、業深きオナニーの共犯者にして童貞を生業にするただの紳士さ」フッ

57: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:47:31.20 ID:2zd/6R7Ko
メリー「『ふっ』じゃないわよ!アンタこんな小さい子の前でナニさらっと口走ってんだゴルァ!」

座敷「男?・・・・・・オナニーってなに?」

メリー「ほら!覚えちゃったじゃないの!まだ知らなくて良いのよ、大きくなったら分かるからね?」

座敷「?」

男「なんだよお前、座敷わらしちゃんのお母さんかよ、正しい性知識くらい与えないとダメだろ!」

メリー「何言ってんのよアンタ!バカじゃないの!座敷わらしちゃんにはまだ早いわ!」

雪女「完全に夫婦の会話ですねわかります」グヌヌ

座敷「ケンカ・・・・・・ダメ・・・・・・だよ?」

男「ああ、ごめんね、うるさい女だね」ナデナデ

座敷「んふふ♪~」

58: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:49:21.71 ID:2zd/6R7Ko
メリー「私が悪いみたいになってるし・・・・・・」

男「良く考えても見ろお前みたいなロリ巨乳が251歳つまりアラスリーなんだぞ?」

メリー「ちょっとまってまさかとは思うんだけど一応聞いて良いかしら?」

男「なんぞ?」

メリー「アラスリーって何よ?」

男「アラウンドスリーハンドレッド」

メリー「お兄ちゃん☆今度変な事したらタマタマ取っちゃうって言ったわよねぇ?」

メリー「約束通り~魂々盗っちゃうからぁ☆」

男「待て、話せばわかる!それに良いじゃないか!ほぼ不老不死じゃない!

  何歳になってもお肌すべすべツヤツヤブルンブルンで可愛くて綺麗じゃないか!」

59: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:50:43.05 ID:2zd/6R7Ko
メリー「そ・・・・・・そう?私綺麗?」

男「おう!それはもう人間とは思えない・・・・・・あ、人間じゃないのか・・・・・・」

メリー「・・・・・・」

男「そうさ!もうこの造形美って言うのか!?幼い顔立ちで尚且つ男を誘惑する小悪魔スタイル!良いよ!すごく良い!」

メリー「ホントかしら?」

男「ホントさ!KGBだかAK47だかモノクロだかモノリスだかのアイドルもどきグループなんて足元どころか影にも届かないよ!」

メリー「良いわ、今回は座敷わらしちゃんの手前、不問にしてあげる・・・・・・ただし、次ハ無ェゾ?」

雪女「ちょっとした事で痴話喧嘩しちゃう子育て中の夫婦ですね分かります」グヌヌ

メリー「ところで歳がどうかしたの?」

男「ああ、座敷わらしちゃん今いくつ?」

60: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:51:51.00 ID:2zd/6R7Ko
座敷「うーん・・・・・・100歳越えてから数えて無い・・・・・・」

男「ほら見ろ、PG12どころかR-18だって軽々みられちゃうぞ!」

メリー「だとしても精神年齢が低いから無効よ!」

男「雪女!」

雪女「はい!ここに!」

男「元服は何歳だ!」

雪女「恥ずかしながら・・・・・・私は結婚しておりませんでしたので・・・・・・18歳で」

男「ほれみろ!雪女も元服してるぞ!」

メリー「関係ないでしょ!?」

男「いいや!日本人は元服すればHな事しても良いんだもん!」

61: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:52:52.84 ID:2zd/6R7Ko
メリー「だからって・・・・・・・ニーは関係ないでしょ!」

男「え?なんだって?」

メリー「オナニーは関係ないって言ってんのよ!」ズドン

男「危ねぇなこのズドン人形!わらしちゃんに当たったらお前責任取れんのかコラ!」

メリー「アンタが避けたのが悪いんでしょ!」

座敷「け・・・・・・・喧嘩は・・・・・・喧嘩はダメー!!」

メリー・男「!?」

男「ごめんなわらしちゃん、喧嘩してたんじゃ無いんだよ?ちょっと議論が白熱しちゃっただけなんだ!」

メリー「そうよ!大丈夫よ!もう終わったからね!」

座敷「ほんと?」ジトー

62: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:53:19.96 ID:2zd/6R7Ko
メリー・男「本当だよ!」

男「ふたりは!」

メリー「なかよし!」

雪女「喧嘩して怒られて二人で逃げだしたのですね・・・・・・楽しい事は二人分で悲しい事は半分なのね、喧嘩したことを暗に認めているでしょうか?」

雪女「これを読んで懐かしいとか思った人・・・・・・歳がばれるわね」クスクス

63: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:54:31.71 ID:2zd/6R7Ko

―――――― 居間


男「昨日まで一人暮らしだったと思っていたのにまさか同居人がいたとは」

座敷「?」

男「気にしなくて良いよ、とりあえずこれを食すが良い!」

座敷「これは?」

男「ベフストロガノフとパンペルデュ」

メリー「パンペルデュ?」

男「ダメになったパンって意味のフランス語でフレンチトーストの事だ、昔は古くなって堅くなったパンを焼き直した物だったからな」

メリー「へー」

男「フランスでは本来これをデザートとして食べる、ブレッドプディングみたいなものだと思え」

雪女・座敷「いただきます!」

64: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:55:31.06 ID:2zd/6R7Ko
男「うむ存分に食せ」

メリー「で?」

男「なんだ?」

メリー「なんでそのフレンチトーストにチーズと焼いたベーコンが乗ってるの?しかもその上からシロップかかってるし」

男「騙されたと思って食すが良い、料理を不味く作ったりはしない、料理人のプライドだ」

雪女・座敷「おいしー!」

男「そうであろう、そうであろう」フハハハ

メリー「お・・・・・・おいしい」

男「そうであろう、そうであろう、我を褒め称えるが良いわフハハハハ」

座敷「男、男?」

65: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:56:25.81 ID:2zd/6R7Ko
男「ん?なんであるか?」

座敷「おかわり、大丈夫?」

男「一人では喰いきれぬ量があるから大丈夫だ好きなだけ喰らうが良いわフハハハ」

メリー「男が調子に乗ってる」グヌヌ

男「おかわりだ!食せ!」

メリー「しかし、お世辞抜きでおいしいわね・・・・・・良くこれだけの技術をその年齢で・・・・・・」

男「ママンは料理がてんでダメだったからな!小学一年生から俺が厨房を仕切ってきた、いわば花板だ」ドヤッ

雪女「男様・・・・・・?」

男「何事か?」

雪女「お恥ずかしい話なのですが、私も御替りの方を・・・・・・」

66: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 00:58:11.13 ID:2zd/6R7Ko
男「任せるが良い、ほーらたっぷり入れちゃうぞぉ!」

雪女「ああん!ダメです!そんなにたっぷり注がれては!わたくし・・・・・・食べ過ぎてしまいます!」

男「存分に食すが良い」コトッ

メリー「アンタ料理になると口調と性格変わるわよね・・・・・・おいしいけど」

男「他人に食べて貰うのは2週間ぶりだからな!テンションが少しおかしいフハハハハ」

メリー「2週間?」

男「先々週姉妹揃って俺の造りし、柳カレイのポアレ 温かいオマールのエスプーマー~ふきのとうを添えて~や、

  ラムフレンチラックのトマト煮込みブルゴーニュ風などを食して行ったからなフハハハ」

メリー「フレンチのフルコースでも作ったの!?」

男「いかにもタコにもスルメにも、イタリアン、フレンチ、和食、精進料理は既に極めた、今はテュルキエを研究中だ」

67: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:00:01.20 ID:2zd/6R7Ko
メリー・雪女「テュルキエ?」

座敷「てゅるきえ?」コテッ?

男「トルコ料理だ、しかる後に中華を極め、多国籍フルコースを完成させる予定だ」

メリー「インドは?」

男「インドはスパイシーすぎるからな、フルコースには向かない上、スパイスの調合を極めるには時間がかかるから分割して勉強しておる」

メリー「やだ、以外と真面目にやってる・・・・・・」

男「辛過ぎる物や匂いの強い物は先に出しても後に出しても嫌われるものだ、

  特にコースという性質上全てが調和していないといけない、

  カレーを出してしまえば全てがカレーに吸収されてしまう、ゆえに独自のスパイス調合が必要なのだ」

男「このベフストロガノフはロシア料理だが日本はかなり多くの影響を受けた国でもある。

 たとえばガルブツィー、サラート・オリヴィエ、ボルシチ、ピロジュキなどが有名だ」

68: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:01:05.03 ID:2zd/6R7Ko
メリー「ボルシチとピロシキは分かるけどガルブツィー?サラート・オリヴィエ?」

男「うむ、ガルブツィーはロールキャベッジ、サラート・オリヴィエはポテサラだな、

  ロールキャベッジに関しては本来はドルマという料理でトルコのアナトリアナ半島で食べられていたものが起源だ。

  いわばトルコ料理な訳だが、これが明治28年に日本に入ってきたことを考えるとロシア経由で有る可能性が高いということだ」

メリー「料理になると本当に饒舌ね・・・・・・これで変態じゃなければ」ボソボソ

雪女「それにしても男様はとても料理がお上手です、これは嫁として精進せねば!」

座敷「男好きー!」ギュッ

メリー・雪女「な!?」

男「よしよし、ちゃんとしたデザートを持ってきてやろうなー」ナデナデ

座敷「わーい!」

69: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:02:02.36 ID:2zd/6R7Ko
男「マスカルポーネとラズベリーのタルト~蜂蜜とギリシアヨーグルトを添えて~だ、食せ!」

座敷「いただきまーす!」

雪女「あの!男様!私も男様の事をお慕いしております!」

メリー「わ、私も嫌いじゃないわよ!」

男「みなまで言うな、ちゃんと用意してある、さあ食せ!」

座敷「おいしー!」

男「であるか!」ナデナデ

メリー「ホントにおいしいわ・・・・・・」

雪女「このようなもの御里では食べた事がありません」

男「女子は甘いものが好きであるからなフハハハハ」

70: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:03:00.62 ID:2zd/6R7Ko
メリー「もしかして男って料理できるし、なんだったら家事もしっかり出来てるみたいだから逆にモテないんじゃ?」ヒソヒソ

雪女「ああ、確かにここまでされるとさすがに女の子としての矜持が・・・・・・」ヒソヒソ

座敷「おかわりー!」

男「うむ、しばし待て」

メリー「あ、私も!」

雪女「私もお願いします」

71: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:04:29.34 ID:2zd/6R7Ko
座敷「お腹いっぱいー!ごちそうさまでした!」

男「お粗末であった」

メリー「それにしてもホントにすごかったわね」

雪女「ええ、旦那さんがダメならば、一層の事お嫁さんとして嫁いで頂く方が良いのかもしれません」

男「満足満足」テカテカ

メリー「食べて貰うことに喜び感じちゃってるし・・・・・・」

雪女「あ、男様御疲れでしょう?湯編みの準備はわたくしがいたしますのでお寛ぎ下さい」

男「ああ、良いよ。さっき沸かしておいたから先に3人で入ってくると良い」

メリー「いつの間に!?」

男「ああ、雪女は入れないのかな?溶けたりする?」

72: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:05:37.43 ID:2zd/6R7Ko
雪女「いえ、御先祖様は溶けて亡くなったと聞いておりますが、わたくしたちは人と交わったことで溶ける事は無くなりました」

男「なぜ溶けると分かってて入ったのか・・・・・・」

雪女「いつの時代も夫の背中を流したいの物なのでは?」

メリー「って言うか先に入りなさい、ここまでして貰ってその上先にお湯をいただくのは悪いわよ」

座敷「私男といっしょに入るー」

メリー・雪女「!?」

男「HAHAHA、お嬢さん今はな児童ポルノだかと言ってうるさいんだよ、100歳だと言ってもバカな政治家どもが屁理屈を言って禁止するんだ」

座敷「嫌!男と入る!大丈夫!男が意地悪されたらその政治家さん?の家に入って出てくるから!」ガシッ

男「すごい仕返しだな・・・・・・実は日本最強の妖怪って座敷わらしじゃないか?」

雪女「まぁまぁ、ここは間を取って私も御一緒に入りますので」

男「一体どの間を取ったんだ?百歩譲ってわらしちゃんと入るのは良しとしてもお前は無い、貞操の危機だ」

73: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:06:35.07 ID:2zd/6R7Ko
メリー「なんか私だけ除者って嫌だな・・・・・・」

男「おいおいお前まで、だから児童ポルノが!非実在青少年が!」

メリー「そんな事言う奴はこの私がシューティングしてやる大丈夫だ安心しろ、私はロリじゃない!」

雪女「わたくしもロリではございません」

座敷「私もー!」

男「お分かりいただけただろうか?明らかにロリが混ざっていた事に・・・・・・」

74: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:07:55.55 ID:2zd/6R7Ko
雪女「わたくしは違いますね」

男「はい」

メリー「私は違うわよ?」

男「いいえ」

座敷「お風呂ー」

男「だからぁ、ロリ二人は完全アウトだから」

メリー「私もアウトなの!?」

男「ホント嫌になるよね、政治家はバカしかいないから子供っぽい顔ってだけでロリ認定なんだよ」

メリー「私そんなに子供っぽいかしら?」

男「そうだねぇ、首から上だけだったら小学五年生って感じ、目がくりくりしてておでこが出っ張ってるし、ほっぺがぷにぷにしてるから全体的に子供っぽい印象」

75: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:10:32.58 ID:2zd/6R7Ko
メリー「なんか複雑かも・・・・・・小五とかも微妙なラインだし」

男「まあマシだよね、わらしちゃんに至っては童だからね、もう言い逃れ不可能なほど子供感出ちゃってるよね」

雪女「もしかしてだけどぉぅ!」

メリー「もしかしてだけどぉぅ!」

雪女「この人が実は」

メリー・雪女「ロリコンなんじゃないのぉぅ」

雪女「そういうことだろ!」ジャーン

男「違うっつってんだろ!俺はロリコンじゃない!発育の良い小学生から吉永小百合までストライクなだけだ!」

メリー「えらく広いストライクです事」

雪女「本当に・・・・・・三月で69歳ですよ・・・・・・アラサー、アラフォーどころじゃなくアラセブンですよ神セブンみたいな」

76: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:14:12.69 ID:2zd/6R7Ko
男「今でも面影あるけど昔から超綺麗だったんだぞ!このブロマイド見るが良い!」※参考画像は16歳の吉永小百合です、各々ググってください

男「どうだい、こうしてみるともう少し幼くしたらメリーに似てるな」

雪女「今だったら青少年健全育成条例に引っかかりそうなくらいお綺麗でしたね」

メリー「よくよく考えたら吉永小百合って182歳も年下だったわ」

雪女「わたくし798歳ですので729歳年下ですわね」

メリー「やだー、やっぱりロリコンじゃないですかぁ」

雪女「ロリコンが許されるのって小学生までだと思うんです」

男「そりゃ自分自身と同年代だからね小学生は!第一基準がおかしい!K点が800歳とか絶対におかしい」

メリー「発育の良い小学生は確実にアウト」

男「大丈夫だもん、セッ○スなんてしないから、俺はオナニストだから煩悩抑え込めちゃうんだもん」

77: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:15:55.66 ID:2zd/6R7Ko
座敷「ねーねーお風呂入ろうよ男ー」グイグイ

男「風呂ぐらい良いか、どうせア○○スもこんなSSまで見に来ないし」

メリー「通報しますた」

雪女「録画しました」

男「俺は来るもの拒まない」

雪女・メリー「yeah yeah yeah yeah」

雪女「もしかしてだけどぉぅ!」

メリー「もしかしてだけどぉぅ!」

雪女「わたくしたちがほしくて」

メリー・雪女「堪らないんじゃないのぉぅ!」

雪女「そういうことだろ!」ジャーン

男「勝手にそういう事にすんなよ!もう良い、わらしちゃん風呂行こう」

座敷「うん!」

78: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:17:05.38 ID:2zd/6R7Ko
―――――――――――― お風呂026

男「結局みんなで入るんじゃねぇか」

雪女「最初から入ると言っております」

座敷「おふろー!」

メリー「良いじゃない、煩悩は抑えときなさいよ!後こっちみんな」

男「へいへい」

ガラガラガラガラ

河童「先に入っているぞ」

ピシャッ

男「ぎゃあああああああああああああああああああ!!」

79: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:18:07.09 ID:2zd/6R7Ko
ガラガラガラガラ

河童「閉めるなよ、さびしいじゃないか。飛んで風呂に入る冬の童貞か、さあ童貞としりこだまを頂戴しよう」ギンギン

雪女「男様!」

メリー「死ねこのエロガッパ!」

河童「おっと、俺は女には興味がないんでね」ギンギン

男「わらしちゃんは見ちゃダメだよ、目が腐るからね」

座敷「何にも見えないー」

河童「ふっ丸腰の貴様らなどさらに取るに足らんわ!」ギンギン

男「そうだ!皿だ!雪女!皿を凍らせて割るんだ!」

河童「甘いわ!既に不凍液で対策済みよ!」ギンギン

80: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:19:00.83 ID:2zd/6R7Ko
男「ならばこれならばどうかな?」ニヤァ

男「熱湯シャワーフルバースト!」

河童「熱い!熱い!だがそれが良い!」ギンギン

男「今だ雪女!一気に冷却しろ!」

雪女「はい!」ヒュオー

河童「何を不凍液で対策済みだと何度言えば」

男「雪女!ストップだ!再び喰らえ!熱湯シャワーフルバースト!」

河童「熱い!熱い!だが!」ピシッ

河童「何ぃ!?」

男「雪女!」

81: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:20:57.76 ID:2zd/6R7Ko
雪女「はい!」ヒュオー

河童「!?」ピシピシッ

男「メリー今だ!奴の脳髄をぶちまけてやれ!」

河童「ヤメロォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

メリー「ガッテンガッテンガッテン」ズドンッズドンッズドンッ

河童「何故・・・・・・皿が割れたのだ・・・・・・甲羅と同じ材質の皿が・・・・・・」

男「熱変性って知ってるか?通常の熱湯だけでは起こせないが雪女急冷し、

  そこに熱湯をかけるこれを繰り返すことで割れるかもしれないと思ったさ、生物である以上冷凍解凍を繰り返せば劣化する!」ドンッ

河童「なんと・・・・・・」

男「完全な金属やプラスチックなら逆に強度が増したかもしれんが結果ひびが入った・・・・・・ヒビだけで十分だった・・・・・・」クルッ

82: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:23:45.10 ID:2zd/6R7Ko
河童「そうか・・・・・・」ニヤァ

男「これに懲りたら失せろ、まだ消えていない所を見ると致命傷は避けたんだろう?それに・・・・・・あっ!」

メリー「こっちみんなって・・・・・・言っただろうがァァァァァァァァ!!」ブルブル

河童「しりこだま貰ったぁ!!」

男(ヤバい・・・・・・死んだ・・・・・・終わったぜ・・・・・・前門のメリー)

男(肛門の河童・・・・・・終わった、グッバイ現世・・・・・ああ、携帯があんなところに落てる・・・・・・待ちうけ見たらみんなどう思うんだろう・・・・・・)

―――――土下座をすれば良い

男(○木○子!?そうか!土下座だァァァァァ!!)

男「ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」ドゲザァ

河童「    」ズドンッ

83: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:24:55.52 ID:2zd/6R7Ko
男「?」

メリー「な!?」

雪女「男様御怪我は!?」

男「生きてる・・・・・・生きてるぞぉぉぉぉぉ!!」

メリー「で?辞世の句はそれで良いのかしら?メリー(13)の名にかけて・・・・・・貴様を・・・・・・殺す・・・・・・」

男「まだ詰んでた!?しかもその設定忘れかけてたよ!?」

メリー「さようなら」

男「待ってくれ!大丈夫だ!妙に濃い湯気と謎の光で大事なところは一切見えてないから!青少年の健全な成長に配慮した形になってるから!」

メリー「・・・・・・ホントに?」

男「ああ、本当だ、だが男として恥をかかせてしまった事は謝る、明日の夕飯はメリーの好きな物を作ろう約束する」

84: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:25:58.47 ID:2zd/6R7Ko
メリー「え!?」

男「え!?」

メリー「これで・・・・・・仕事は終わりよ・・・・・・」

男「マジで?吐露衣とか言うのは取れたの?」

雪女「少し失礼いたします」ムニュン

男「背中に当たってる!ちょっといきなり何を!」

雪女「やはり駆除しきれていないようですね」

メリー「嘘!?本当・・・・・・残ってる・・・・・・」ピトッ

男「え!?じゃあまだあんなのが来るってこと!?」

メリー「しかたがないから、まだ一緒にいてあげるわよ!///」

男「ケツと童貞を守る日々が・・・・・・・」

座敷「くちゅんっ」

雪女「あら、冷えてしまいましたね、早く入ってしまいましょうか」

85: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:27:40.70 ID:2zd/6R7Ko

―――――――――――― ????

??「河童がやられたましたか、ですが河童は我ら妖怪四天王の中でも歳弱」

??「初めからあのハゲには荷が重すぎたんだよてめぇが行って来いよ、讃岐院」

讃岐院「私が出るまでも無い、貴様は面倒なだけだろう、酒呑童子」

酒呑「ああ、面倒だね」

??「しかたがありません、ここは私が行きましょう」

讃岐院「相すまぬ、頼まれてくれるか?」

??「河童とはいえ四天王を退けた男、気になっていますから」

86: ◆sp6LDOtei. 2014/02/12(水) 01:31:18.11 ID:2zd/6R7Ko
申し訳無い、もう眠いから今日はここまでにしてください。

明日の夕方以降か今日くらいにまたはじめまうs

87: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/12(水) 01:45:04.16 ID:cFosn05DO
このメリーさんなんか可愛くてキュンとくるな
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392127726/