1: あやめφ ★ 2014/02/19(水) 00:54:35.57 ID:???
米NVIDIAは18日(現地時間)、これまでの「Kepler」の後継となる「Maxwell」アーキテクチャを
採用する初のGPU 「GeForce GTX 750 Ti」および「GeForce GTX 750」(コードネームGM107)を
発表した。国内でも即日出荷され、実売価格は750 Tiが1万円台後半、750が1万円台前半程度
となる見込み。

同じ電力枠で、性能を引き上げるため、元々電力当たりの性能を高めていたKeplerから、
効率をさらに向上させた。大きな仕様の変化としては、Keplerでは1つのコントロールロジックと
192基のSPを束ねたものを1つのSMとしていたが、 Maxwellでは、ロジックのスケジューリング効率を
改善しつつ、1つのコントロールロジックあたりのSP数を32基とし、これを4つ束ねたものを
1つのSMとする構成に切り替えた。これにより、コアの稼働率を向上。また、コア自体の性能も
対Kepler比で35%増強しており、SP数は192基から128基に減少しながらも、1SMあたりの性能を
Keplerと同レベルに維持。一方で消費電力を引き下げ、電力当たりの性能はKeplerの2倍となった。

また、L2キャッシュを2MB搭載することで、メモリバンド幅のボトルネックを軽減し、
H.264エンコーダの「NVENC」も、Keplerの4倍速から、6~8倍速へ高速化された。

ちなみに、SMの名称はKeplerでSMXへと変更されたものが再度SMに戻ったが、
区別するために、SMM(SM Maxwellの略)と呼称することもある。

具体的な製品の比較では、GTX 550 Tiから性能を2.2倍に伸ばしながら、TDPは116Wから
60Wへと半減。Keplerの前世代のFermiからは電力効率を4倍に高めており、 60WのTDPで
GTX 480と同じ性能を実現している。また、TDPが60Wとなったことで、ビデオカード用の
外部電源や高出力の電源、大きな冷却機構などが不要となり、Mini-ITXのケースでも、
「アサシンクリード」や「コール オブ デューティゴースト」などのハイエンドゲームをShadowPlayで
録画しながら、1080pで40~50fpsを実現できるとしている。

通常、新しいアーキテクチャのチップを投入する場合、ハイエンドかモバイル向けから
製品化されることが多い中、Maxwellはミドルレンジからの投入となる。これは、Maxwellが
まずは大多数のゲーマーへの訴求を狙っており、既存のラインナップとの位置付けを考慮した
結果だという。なお、750 Tiと750は650 Tiの置き換えとなり、その下位の650と上位の660は
継続販売される。

具体的な仕様は、750 Tiが、SP数640基、ベースクロック1,020MHz、ブーストクロック1,085MHz、
テクスチャユニット数40基、ROP数16基。メモリは128bit接続、5,400MHz駆動のGDDR5 2GB。
TDPは60W。

750は、SP数512基、ベースクロック1,020MHz、ブーストクロック1,085MHz、テクスチャユニット数32基、
ROP数16基。メモリは128bit接続、5,000MHz駆動のGDDR5 1GB。TDPは55W。

いずれも製造プロセスは28nmでKeplerと同じ。トランジスタ数は18億7,000万。ディスプレイ
インターフェイスは、デュアルリンクDVI×2、Mini HDMI。

PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140218_635688.html

レビュー記事
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/review/20140218_635775.html
http://news.mynavi.jp/articles/2014/02/18/maxwell/
http://www.4gamer.net/games/216/G021677/20140218026/

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