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    批評

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    1: オムコシφ ★ 2014/01/01(水) 12:35:48.40 ID:???
     2013年は、後にアニメ全般の変わり目の年として振り返られるかもしれない。
    13年映画の興行成績(興行通信社調べ)によると、アニメが、テレビドラマ原作と入れ替わる形で主役にのし上がった。
    「風立ちぬ」が約120億円、「モンスターズ・ユニバーシティ」が約90億円、
    「ONE PIECE FILM Z」が約69億円とトップ3を独占、上位10作品のうち六つがアニメだった。
    既に「アニメは子供の見るもの」という考えは過去のもので、家族で見られる大衆娯楽の地位を獲得したのだろう。

     さらに深夜アニメにも動きがあり、「一部のマニアが見るもので、熱心な原作ファンやアニメ好きにアピールすればいい」という図式が崩れつつある。
    今年一番の話題作となった「進撃の巨人」は、「街を囲む高い壁を超える巨人」に、非力な人間がワイヤーを駆使した立体機動で立ち向かうアクション性の高さで、
    原作を知らない初見の視聴者でさえ引き込まれるインパクトがあり、わかりやすい作品だ。
    大ヒットした原作のアニメ化という前提を抜きにして「面白いテレビ番組」であるし、
    主題歌を担当した「Linked Horizon」が紅白出場歌手に選ばれたように一般層へ広がっている。

     もはや定番となっているライトノベル・小説の原作アニメも「萌(も)えやお色気要素が全開」といった作品は以前より目立たず、一般化が進んでいる。
    例えば「ソードアート・オンライン」は仮想現実の中で人が死ぬと、現実でも死んでしまう……といったSFのような設定を持ち込んだ。
    また「はたらく魔王さま!」は「魔王と勇者」という王道ファンタジーに社会人の悲喜こもごもを掛けあわせており、
    1人の主人公に複数の異性が好意を寄せる従来の「ハーレムもの」の型にはまらない形を提示した。
    事実、原作の売り上げが爆発的に伸びており、「一般性の高いテレビアニメに向いた原作」が慎重に選ばれている様子がうかがえる。

     4コママンガを原作とした数分のショートアニメ(出版社自体もスポンサーに入っている作品が多い)の増加も、そうした思惑からだろう。
    30分枠では4コマものを連続ドラマとしてアレンジせざるを得ないが、ショート枠なら原作の持ち味を生かしやすい。その中でも「ヤマノススメ」のように忠実に空気感を再現したものから、
    あえて2分に詰め込みスピードアップした「てーきゅう」のようなハイテンションものまで、映像化に幅を持たせている。

     オリジナルアニメの存在感が増しているのも、「原作選び」の難しさの裏返しという感がある。
    中でも「翠星のガルガンティア」や「マジェスティックプリンス」「革命機ヴァルヴレイヴ」といったロボットアニメが相次いだ。
    一つにはこのジャンルが70~80年代をピークとし、最近は玩具とのタイアップの難しさから退潮にあったことで「逆に新しい」ということ。
    もう一つは、「スーパーロボット世代」である30代後半~40代のスタッフが企画の主導権を握ったという背景もある。
    この二つの要素がプラスに働き、すでに「アニメを引退」した旧世代を呼び戻し、若い世代も過去のロボットアニメに関心を持つ波が広がっているようだ。

     ますます勢いづくアニメだが、従来の手描きアニメを支える作画スタッフの人数には限りがあり、トップクラスの才能はさらに絞られる。
    その意味で、「蒼き鋼のアルペジオ」や「団地ともお」といったフルCGアニメは「大人数を投入してひたすら手描きする」
    という消耗戦じみた制作システムを根本から変えるきっかけになる可能性があり、アニメ業界の今後を占うカギとなりそうだ。(多根清史/アニメ批評家)

    http://mantan-web.jp/2014/01/01/20131231dog00m200015000c.html

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    1: オムコシφ ★ 2013/11/05(火) 15:48:43.38 ID:???
    no title


    11月4日、ニコニコ生放送にて

    「ニコ生岡田斗司夫ゼミ『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』を金払って観たから言いたいこと言うよ!」
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv157729940
     

    が放送された。

    オタキングこと岡田斗司夫さんが、話題の作品『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』について語るというもの。

    番組内で、岡田さんはさまざまなアニメ作品を5つの要素から独自に採点。

    1.パッケージ
    制限とか枠の中でどれだけ満たされているのか。
    ――例えば、平日の夕方に放映なら、家族向けとしてちゃんと楽しめているか。
    まどか☆マギカ(まどマギ)は”深夜で観るもの”として考えた

    2.普遍性
    古くなりにくさ

    3.映像のセンス
    音や声優さんの演技なども含む

    4.社会性
    社会へのよい影響力を持っているかどうか

    5.ビジネスとしての成功度

    といった要素についてそれぞれ20点の合計100点満点で採点したところ、

    風立ちぬ 95点
    TV版ガンダム 92点
    TV版エヴァ 87点
    TV版ガンバの大冒険 85点
    エヴァ新劇場版 85点
    TV版まどか☆マギカ 80点
    TV版ハルヒ 63点

    といった点数がつけられる中で『まどか☆マギカ』の劇場版新編は92点という高得点をマーク! 
    岡田さんがさまざまなアニメの中で限界点・最高峰と位置付けるTV版ガンダムの92点に並ぶという超高評価をしていた。
    何故にこのような高得点になるかについて詳細な解説がなされており、
    『まどか☆マギカ』を鑑賞した方には大変興味深い内容となっていると思われる。
    また「山本太郎直訴問題」や「黒子のバスケ脅迫問題」についても言及していた今回のニコニコ生放送。
    興味のある方はタイムシフトでご覧になってみてはいかがだろうか。

    ※画像は『niconico』より引用

    http://getnews.jp/archives/448448

    【岡田斗司夫『劇場版魔法少女まどか☆マギカ』を超高評価 TV版ガンダムに並ぶ92点!】の続きを読む

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